2008年12月9日火曜日
松屋常盤 12月のきんとんは「しばのゆき」
京都に行く機会があったので、松屋常盤のきんとんを予約しておいた。ここのきんとんは非常にデリケートにできているので、たいていは最後にお店に行って受け取るのだが、それでも列車の窓のところに載せておいたらかなり片側に寄ってしまったことがある。
しかし、今回は最初に取りに行った。地下鉄烏丸線の丸太町駅から南東側に地上に出て、丸太町通の1本南の竹屋町通を通る。車屋町通、東洞院通、間之町通、高倉通と過ぎて、小さな郵便局が西北の角にある。それが堺町通である。
午後にお店に行くと、きんとんや味噌松風の入った紙袋もまばらに残っているだけだが、今回はまだまだたくさん残っていた。
注意して紙袋を持ち歩いて、列車では足元に置いて、家に辿り着いてひらくと、冬らしい色のきんとんが、ほぼ偏らずに並んでいるのを見てやれやれと安堵した。いや、前回もここのきんとんが以前よりもしっかりとしてきたような気がした。私の注意深さではないのかも。
しかし、私にパーフェクトはあり得ない。またもやきんとんの名を尋ねるのを忘れていた。だからといって、名前がわかるまで食べるのを待つなどということはできない。眺めていると、こういう色のきんとんは昔食べたことがあるような気がしてきた。
もちろん、言うまでもなく美味しい。 乾山写し
積もった雪の間に見えるわずかな水の流れに、更に雪がちらついているのだろうか。
松屋常盤のきんとんは、いつも淡い色目なのでピントがなかなか合わないが、今回は合わせやすそうにも思った。てっぺんの白いところに雪がちらちらと積もった感じに作ってあるのがわかるでしょうか。
翌日電話で尋ねると、「しばのゆきです」とのこと。「柴の雪」と勝手に漢字を当ててもよいのだろうか。 染付向付
呉須(藍色)はもっと深い色です。
何故御所の見える丸太町通を通らずに、竹屋町通を通るのかというと、堺町通りを上がっていくと、堺町御門とその中の森が見えるからだ。この電線がなかったらなあ。 店を出てそのまま堺町通りを上っていくと、当たり前だが御所に近づいていく。
御所には石垣はあるが、お堀はなく、溝がある程度。昔からだが、京都は自転車が多い。最寄りのバス停、裁判所前でパスを待ちながら写真を撮るにも、バスの路線図を見るにも、スピードを出して通り抜ける自転車を避けながら結構大変だった。四月はみやまざくら、
五月はいわねのつつじ、
十一月はこずえのにしき、
そして十二月がしばのゆき。
一度、一月から十二月までの12種類を食す年というのに挑戦してみたいなあ。
予約すれば、きんとん、味噌松風を購入できます。
御菓子調進所 平安京堺町御門南入 松屋常盤 075-231-2884
関連項目
松屋常盤の紫野味噌松風と切れ端