城邑民族村からサングムプリまでは、馬の牧場や観光客向けの乗馬をしているところがたくさんあった。馬は済州馬で、日本の昔の馬と同じで小さい。あるところでは、初心者が馬に乗ってこわごわ一列に進んでいた。


サングムプリてこれか?
え~っ!
木の生えた火口が下に見えるはずが、見えたのはお墓だった。ここが行き止まりではなく、両側の通路を人が歩いているので、とりあえずあのシカみたいな像のところまで歩いてみよう。






ここには早春に咲くミチノクフクジュソウを始め辺山風、ミツデウラボシ、ツルキケマン、サイシュウタネツケバナ、サイシュウショクブツメイなど約450種の植物が育つ。オルムの左斜面にはススキが群生しており、秋には壮観な眺めを演出する。噴火口内の斜面には、日射量によってさまざまな植生分布を示すが、日当たりのいい北側斜面には暖帯林が形成され、アカガシ、タブノキ、スタジイ、ヤブノニッケイなどの常緑広葉樹が育っている。その下の層はキエビネ、ヤブコウジ、フユイチゴなどが分布する。また、日光のよく届かない南斜面にはクヌギ、コナラ、ヤマボウシ、イロハモミジなど温帯性落葉樹の群落があるという。しかし、火口の縁からは植物の種類まではわからない。


