北村美術館は京都の河原町今出川下がる、1筋目東に入り、ちょっと下がった東側にある。裏は鴨川に面している。
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庭園が期間限定で見学できるということを聞いて、久しぶりに行ってみた。煉瓦造りの美術館の南側に四君子苑という名の庭園がある。


美術館の方に左の桜は平安神宮の桜とおなじもの、右の枝垂れ桜は円山公園のそれと同じものだと教えてもらった。そのずっと向こうに大文字山も見えた。枝垂れ桜の奥には茶室がある。

奈良の頭塔にある浮彫三尊像群は浅浮彫で、はっきりと仏菩薩の着衣が表されているが、こんなに高浮彫なのに着衣がよくわからない。


国東半島の熊野磨崖仏の大日如来は顔立ちはもっとしっかりと残っているが、上半身は風化が激しくよくよからない。うーん、いつ頃のものなのだろう。



ここまで来ると石造物もなく、静かな庭やなあと思った。


冊子を見て驚いた。元中宮寺の礎石なんだそうだ。
中宮寺の如意輪観音や天寿国曼荼羅で有名な古刹で、昔の位置は、法隆寺の5、6町ばかり東にあったとのことです。俗称「御旧殿」と呼ばれる土地であり、金堂址にあたる地点から3箇の礎石が発掘され、その中の1つで、明治15年発掘という。
さっきの山田寺の礎石が円柱を載せる丸い部分だけだったが、これは丸い部分に地覆石へと繋がる凸線が表されている形の礎石です。

※参考サイト
臼杵市観光情報協会の国宝 臼杵磨崖仏
豊後高田市観光協会の熊野磨崖仏