その後イスタンブールに向け8時半に出発 Google Earth より
現在は高速道E80号線を通るが、かつての街道はその南側にあった。
途中のBa:ババエスキ Babaeski A:アルプルル Alpullu L:リュレブルガス Lülebourgaz BU:ビュユクチェクメゼ Büyükçekmece は、それぞれミマールスィナンが造った橋やモスクなどが残っているが、残念ながら通らなかった。H:何もない公園 Hiçbir Şey Parkı
エディルネを過ぎるとなだらかな起伏の田園風景
1時間以上走って段々と工場なども現れてきた。
一般道に沿って妙なものが目にとまった。
後で調べるとH:何もない公園 Hiçbir Şey Parkı というところ。子供の遊び場?
ミマールスィナンが造ったビュユクチェクメゼのスレイマン橋が見えないか車窓を凝視していたのに、また丘が迫ってきた。
いつの間にかビュユクチェクメゼ湖 Büyükçekmece Gölü とクチュクチェクメゼ湖 Küçükçekmece Gölü の間にあるイスタンブールのポンプ製造業ウノポンプ UNOPOMP の工場前まで来ていた。
眺めているうちに段々とイスタンブールの市街地に入って、E80号線からO-3号線へ。Google Earth より
①オトガル Otogar の傍を抜けてO-1へ、続いて金角湾沿いの通りへ。
②テクフル宮殿跡 Tekfur Sarayı ③アタテュルク橋 Atatürk Köprüsü ④ガラタ橋 Galata Köprüsü ⑤聖ステファン正教会 Sveti Stefan Kilisesi ⑥聖ゲオルギオス大聖堂 Aziz George Katedrali
右手にテオドシウスの城壁を見ながら金閣湾沿いのアイヴァンサライ通り Ayvansaray Cd. へ。この辺りは城壁が割合残っている。
金角湾側はほぼ城壁の残骸だった。テオドシウスの城壁と呼ばれている箇所だけでなく、マルマラ海沿いと金角湾沿いにも城壁は造られた。
石とレンガを交互に重ねたアルマシュクで造られているが、修復して城壁で囲むことなどできるはずもなく、かと言って崩れ放題にもできないだろう。
左のパネルはこの付近が史跡 Havmuren に指定されていることを示すもので、1453年4月25日月曜日、征服者スルタンメフメトによってこの付近にグンド遠征橋が建設されました。
午後の聖ステファンカテドラルの近く
突然ロータリーを回ったかと思うとアタテュルク橋へ。M2(メトロ2号線)の橋とその下から見えるのがガラタ橋。
水面に近いところから船着き場とガラタ塔の先。
マルマラ海側へ移動。ボスポラス海峡とチャナッカレ(ダーダネルス)海峡に挟まれているため、この海が荒れることはほとんどないという。そんな穏やかな海を、いつ見ても大小さまざまな船が行き交っている。
まずはメゼ(冷菜)から、
あれこれ盛りました。
その後出てきたマッシュルームのグラタン。トルコでキノコは珍しい。
今回の旅初のキョフテ(肉団子風のもの)
デザートは果物の盛り合わせ
スカイラインにはベヤズィット塔 Beyazıt Kulesi とスレイマニエジャーミイ Süleymaniye Camii。晴れの日で良かった。
スレイマニエキュッリエのハマムと墓廟群。左端のミナレットはリュステムパシャジャーミイのもの。
ちょっと移動すると、メトロの橋の向こうにレンガ造りのモーラゼイレクジャーミィ Molla Zeyrek Camii(元ギリシア正教会)、続いて征服者と呼ばれるメフメト二世が建て、後に再建されたファーティフジャーミィ Fatih Camii。いろんな所へ行き来するフェリーの群れの向こうにM2(メトロ2号線)の橋とその間にあるハリチ Halıç 駅。長い編成の列車がどんどん通るのだが、金角湾の橋の駅って降りてどこに行くのだろう?という疑問は残る。
これくらい大きく写すと、駅から階段が出ていて、歩道橋に繋がっていることが分かった。左の階段は旧市街側へ、右の階段は新市街側へと続いているのだ。
遠くにアジア側のチャルムジャ塔が目に入った。
そう言えば、ガラタ橋をこんな風に歩いたことがなかった。最初に通った時は、新市街のホテルの集合時刻に間に合わないかもと、旧市街側から走りながら空車のタクシー taksi を探し、橋を渡りきらないうちに見つけてすんでの所で無事帰国できた。その後はトラムヴァイT1号線で通るだけ。
トプカプ宮殿は逆行で建物群がよく見えない。
橋の中央部は跳ね橋になっていて、そこに設置された階段を下りた。
橋の下はレストラン街になっている。
昼食のレストランへ。対岸にそびえている大きなモスクはイエニジャーミイ Yeni Camii(新しいモスクという意味 1597-1665年)。
食後は金角湾近くのキリスト教会へ。
参考にしたもの
現地の説明パネル