竹田城跡の図はこちら




それにしても、石垣に草がたくさん生えている。閑谷学校の石垣とはえらい違いや。駐車場の説明板は、竹田城遺構の見せ場は石垣にある。この石垣は構築技法からみて、穴太(あのう)積みを採用している。穴太積みとは、近江国(現滋賀県)坂本を中心に発達した石垣構築法の総称であるが、積み方から言えば野面(のづら)積み石垣といえよう。野面積みとは、加工をほどこさない自然石をそのまま積んだもので、すき間が多く、一見して粗雑に見えるが水はけがよく、崩れを防ぐ。
竹田城の場合、石垣が築かれてから約400年経つが、一部の復元箇所を除いて当時のままの姿を今日に伝え、石積みのもつ深い味わいはたとえようもないという。






また、城郭の周囲には現存の石垣より古い時代の遺構である竪堀(たてぼり)も確認され、複合遺構として今後の総合的な調査・保存が必要となっている。
規模は南北約400m、東西約100mであるという。古くから、要衝の地やったんやね。
※参考文献
駐車場の説明板(平成元年 和田山町観光協会)