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イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2023年9月8日金曜日

クレルモンフェラン Clermond-Ferrand 朝散歩


さて朝食だ。食べ物だけでなく、装飾や照明も凝っている。
早めに行くとパンがまるごと置かれているので、塊から切りだすのが一苦労。

果物、ヨーグルト、フロマージュブラン fromage blanc などが並ぶ。


続くチーズのコーナーは、左より カンタルチーズ フルムダンベールの青カビチーズ サンネクテール(ハードタイプ) 


これでも少なめ。私はヨーグルトよりもフロマージュブランが好み


クレルモンフェラン市街地図 Google Map より
クレルモンフェラン市街地図 Google Earth より


朝食後、午後見学するゴシック様式のノートルダムドラソンプシヨン司教座聖堂 Notre-Dame de l'Assomption の近くにあるものを見て、ついでに市場の営業時間を見ておこうと朝散歩に出掛けた。 
ホテルを出てジョード広場を横断。広くて両側の歩道が階段になっているガスパール将軍大通り Avenue Colonel Gaspard 避けて、左の狭いアサス通り Rue d'Assas へ入って行くと、

アサス公園 Square d'Assas の一角に出た。やや上り坂の右側の道へ

バスやトラムの行き交うドゼ大通り Boulbard Desaix へ向かっていると、ノートルダムドラ
ソンプシヨン司教座聖堂の一対の尖塔に朝日が当たってきた。夏時間になったばかりなので、明るくなるのが遅いのだ。

黒く力強いアーケードを今度は下り気味。


右はシュニ広場 Place Sugny という名の通り。広場というだけあって両側に車が縦置きに並んでいる。

渡って南側を見ると、扶壁と細い窓が交互に続く初期のゴシック様式の教会のような建物があった。後に確かめたが、建物には入ることはできず、現在は教会ではなくなっていた。


直進して狭いプティグラ通り Rue des Petit Gras へ。

右には珍しく水場があった。


左の狭い Rue des Chaussetiers (ショスティエ 靴屋通り)から右手の Rue Ancien Poids de Ville(アンシアンポワドヴィル 分銅通り)へ入ると、どんつきに緑色の店があるT字路。こんなところにもカフェがあったり、左向こうの建物には二つのXの内側にそって楕円のような形にした鉄製の装飾が四つ嵌め込まれていたりして、彷徨って楽しい通りだった。その下には「広告お断り」の紙が貼ってあったりして。

次の通りに抜けたら、左手に山が見えた。
ここがグラ通り Rue des Gras、この辺りは古くから商業の中継地だった。

グラ通りの反対側はノートルダムドラソンプシヨン司教座聖堂 Cathédrale Notre-Dame-de-l'Assomption。通りよりも大きいので、西ファサード全体は見えない。

また西側を向く。グラ通りはやがて下り坂となる。

遠くに見えるのはピュイドドーム山 Puy de Dôme、標高1465m。
独立峰ではなく、シェヌドピュイ Chaine de Puy 火山群の最高峰。前日の雨で頂上が白い。雪が降ったのかな。

ノートルダムドラソンプシヨン司教座聖堂に至るまでの建物の角に黒い石が嵌め込まれている。


これが見たかった最初のもの。よく見ると、四角形ではなく。上が浅い切妻のようになっている。


今はないロマネスク様式の聖堂の楣石だったのだろう。この型の楣石についてはこちら



続いてグラ広場を通って次の目的地へ。右の通りより広い左を通って、


Rue de 3 Raisins を左に見ながら 

狭いアント通り Rue de l'Ente を抜けるとマゼ広場 Place du Mazet に出た。
 
西に続く肉屋通り Rue de la Boucherie へ。まだ早い時間なので、閉まっている店が多かった。

ところが、この肉屋だけは照明がついて、商品も並んでいた。初めは小さな叔母さんと思ったのは人形だった。

ちょっと曲がったこの通りの端にはチーズ屋が並んでいたが、まだ開いていなかった。

その先は開けたサンピエール広場 Place Saint-Pierre で、常設市場はブロックを連ね、重ねたようなものだった。


南にはちょっとおも向きの違う建物があり、

北には二つの通りに挟まれた2棟の建物。一階の真ん中にはプティ・カジノ Le Petit Casino、街中のコンビニより大きい(奥行きがある)がスーパーマーケット未満の店があった。


北東の入口で営業時間を確認すると、月曜-土曜、7時-19時とあった。
ということは、もう開店しているのだ。

早速インターネットで見つけていたFromagerie Les Clais de St-Pierre というチーズ屋を探すと、すぐに見つかった。
bio 有機の餌で育てた家畜のチーズを扱っている。

そして朝食で食べたチーズも。

青カビチーズはやはり長期間もたないということで、買うのを断念。
左はハードタイプの山羊のトム、右はセミハードタイプのサンネクテール
手前のガプロンドーヴェルニュ Gaperon d'Auvergne は後に購サンネクテールの町で入したが、保冷容器を持っていかなかったため、やや発酵が進んでしまったので、これから食べた。胡椒がきいて、ニンニクと発酵の進みが相俟って、香りも強烈だったが、ハチミツをかけるとマイルドになって美味しかった。
その次はサンネクテールのセミハードタイプ。こちらの峰が食べやすかった。
初めてハードタイプを食べたが、熟成してマイルドな風味だった。お店の人に、一度に食べる分だけ切って冷凍したらいいですよと教えてもらった。

西の出口からサンバルテレミ通り Rue Saint-Barthélémy に出てホテルに戻っていった。


ショスティエ通り Rue des Chaussetiers を左に見て、

白馬通り Rue du Cheval Blanc を行くと、通りがカーブするのに合わせたフランスではおなじみの曲面の建物に出くわした。

そのまま行くと真っ赤な店が左に見えてくる。Le Rendez-vous des Thés (ルランデヴデテ お茶会)という店を通り過ぎ、

白馬通りが終わり、Rue Nestor Perret ネストルペレ通りを進むと、トラムの通るデゼ大通り Boulvard Desaix だった。
と、向かい側にモノプリ Monoprix を見つけた。チーズは買ったものの、保存袋を持ってこなかったのを思い出した。

この左向こうには、行きがけに通った同名の大通りが続いている。
大通りを渡ってモノプリに行ってみると、幸いもう営業していた。

店を出て左を見ると、そこはもうジョード広場。広い広場を斜めに通ってまもなくホテルに到着。


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