お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2019年4月29日月曜日

カルカソンヌ 夜のライトアップは古い橋から


シテ内のレストランで夕食。
生ハムとサラダ、飲み物はやっぱりアプリコット・ジュース
生ハムに添えるのは甘い果物ではなくバターとコルニション(小キュウリのピクルス)とバターがフランス風
巨大な土鍋で出てきたのはフランス南西部の名物料理カスレ。
『Académie Universelle du Cassoulet』というリーフレットはによると、インゲン、脂漬けした肉、豚のソーセージ。
三色種のアイスクリーム

レストランを出てホテルに向かっていると、やや色を帯びた夕方の太陽に照らされたサンナゼール聖堂が青空に映えていた。
やはり目立つのはゴシック期の上部
北翼廊の上。突き出したガーグイユ(ガーゴイル)と透彫の手すり。半月だった。
鐘楼ではなく螺旋階段の塔、にしては高過ぎ。最上階は三つ葉形尖頭アーチにステンドグラスが嵌まっているみたいだし。

その後日暮れ前にホテルを出発。
渡り廊下の窓から見た色を失っていくサンナゼール聖堂と、
反対側の窓から見えたホテルの庭の隅で夕景を楽しむ人たち。

カルカソンヌ観光局発行の地図

半円アーチのオード門から眺めた夕焼。
急速に夜がやってくる気配。添乗員氏によると、ルール・ブルー(l’heure bleue、ブルー・アワー)と呼ばれる暮れる間際の空の色が素晴らしいが、ほんの一瞬とのこと。間に合うかな。
オード門を出て右を向くと、㉛正義の塔(Tour de la Justice)の塔身が派手に黄色いテープで巻かれている。その続きの城壁には二連窓が2つ。
古い橋(Pont Vieux)までカルカソンヌのライトアップを見に行こうと先を急いでも、その歩みを止める仕掛けはこの黄色いライン。照明にも負けなていない。
もう暗いというのに人がこちら向きに写真を撮ったりしている。
左は通行不可の通路。古い橋へは右のオード門前通り(Rue Avant Porte l’Aude)の下り坂へ。
尖頭アーチの門の外にも細いラインが。
サンルイ地区の方が早く夜を迎えている。
⑨小カニス塔(Tour du Petit Canissou)には黄色いテープはない。
スイス人の芸術家フェリス・ヴァリーニ(Felice Varini)氏がカルカソンヌが世界遺産に登録されて20年になったのを記念して造った「Cercles concentriques excentriques」と韻を踏んだテーマで、奇抜な同心円とでも訳したら良いのだろうか。観光局はなんとか映えで注目されて観光客が増えたと喜んでいるが、住民たちはいやがっているというようなことを、旅立つ前にニュースで知った。
古びた城壁が見られると期待していたので、このニュースを見て驚愕🤦‍♀️
実際に見てみるとけばけばしくて、皆さんにも不評だった。
絶対に撮影するものかと思っていたのに、ある位置から見るときつちりと同心円に見えると聞いて写している自分。ちょっとずれているかな😒
で、もう一枚。いつの間にか意地になっていた😜

黄色いラインは㉝西ゴート塔(Tour Wisigothe、またはサンナゼールのかまど塔 Tour du Four-Saint-Nazaire)の手前でピタッと終わっている。

この絶景ポイント?から向きが変わってオード門への登り坂(Montée de la Porte d’Aude)となり、右に城壁を見ながら下っていく。
暗くてわかりにくいが、正面に凸壁が並んでいるオード堡塁(Barbacane d’Aude)への通路。
堡塁への壁で囲まれた通路はコンタル城の56:礼拝堂の塔(Tour de la Chapelle)近くで外壁と繋がっている。

坂を下ってコート・ド・ラ・シテ(Côte de la Cité)からサンジメ教会(l'Église Saint-Gimer)を左に迂回し、バルバカヌ通り(R.Barbacane)からオード川の方へと向かった。何枚か写真を撮ったがどれもピンボケ。

古い橋(Pont Vieux)に来て全景が見える場所から写すと、道路や車が沢山入ってしまった。
橋中央部からできるだけ車の見えないように撮影。でも黄色いラインはしっかり写っていた。くの字のオード堡塁と城壁を繋ぐ通路もよく分かるのだが。
そこでラインが見えないように写したが、やっぱり少し入っていた。
黄色いラインのない北の端
コンタル城。こんなにべったり黄色い面があったとは・・・
オテル・ド・ラ・シテ
半月は高く昇ってしまっている。ロール・ブルーなのか月の明かりなのか。
新しい橋とオード川
最後にもう一枚写してホテルに戻る。
そしてやっぱり写してしまったこの黄色い輪っか😎

   カルカソンヌ 西の周壁巡り←      →カルカソンヌ 朝散歩1

参考にしたもの
観光局発行の地図