お知らせ
イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。
詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。
2010年3月23日火曜日
常滑やきもの散歩道を歩く5
坂を下りていくと広い駐車場に出た。左に光明寺というお寺への石段があった。常滑は本当に坂の多い町。 平たい土地に出たので、そのまま陶磁器会館に出るのかと思ったら、またすぐに登り坂。そしてまた四角い煙突が見えてきた。しかも蔦が絡まっていて、紅葉し始めている。 左側に山がある。その斜面にも口の小さな瓶が並んでいる。廻船問屋瀧田家沿いの坂道にあった瓶の斜面は新しかったが、ここのはだいぶ風化している。 その続きに高い煙突があった。窯はどこにあるのだろう。
先ほど見えた煙突だ。後ろに屋根で覆った窯もある。 回り込むと説明板があった。倒焔式角窯というらしい。たくさんの焚き口が並んでいる。
昭和33年(1958年)に築造し、酒・酢・ソースのメーカー向けに1斗瓶(焼酎瓶)や、漬物のカメ(広口瓶)を焼いていた。
昭和38年(1963年)頃からは、公共下水道用厚陶管を焼いていたが、昭和47年(1972年)末を以て使用を中止したという。
今いるのは陶器デザイン工房というところのようだ。今はパン工房などがある一角となっている。ここでもゆっくりできそうだ。 その先はレトロな雰囲気の看板などがかかっていて、ギャラリー兼やきもの工房が続いている。 また登り坂。丸い土管の垣とその蓋のようなものを並べた道。 高いところから煙突が見渡せる。
そして道路を渡る高架を通ったら最初に車を置いた陶磁器会館の黒い建物が見えてきた。これで一周。 戻ったところで陶磁器会館の古い常滑焼を見ようと思ったら、現在のものしか置いていなかった。古いものは常滑市民俗資料館というところにあるそうだが、月曜日は休館だった、残念。
常滑やきもの散歩道はいろんなコースがあって、今回歩いたのは最短コース、しかも予定があったので工房などを見たりする余裕もなく1時間20分ほどで一周した。