お知らせ

イラン・フランス南西部のオクシタニー地方の旅行記に続いて、南イタリアの旅に入りました。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2020年1月6日月曜日

エルコラーノ1


現在2つの頂上があるヴェスヴィオス火山は、見る方向によって姿が異なる。
ポンペイからエルコラーノに向かう途中で眺めたヴェスヴィオス火山。
エルコラーノ(ギリシアの植民都市ヘラクレニウム、 Hercules)遺跡の駐車場から眺めたヴェスヴィオス火山。
ヴェスヴィオス火山の噴火で埋没した町はポンペイだけではない。ポンペイは火砕流によって、ここエルコラーノは火山泥流によって姿を消した。
遺跡の入口へ
ポンペイと違ってエルコラーノは現在の町より下にあるので、見下ろすことができる珍しい遺跡。
遺跡の西端は当時の海岸線。向こうに遺跡への入口の橋が架かっている。

地図
①船の倉庫街 ②公衆浴場前広場 ③テレファスの浮彫のある家 ④テルモポリウム ⑤パレストラ ⑥大きな門構えのある家 ⑦板仕切りのある家 ⑧サムニテスの家 ⑨女性の公衆浴場 ⑩ボティガ

南は海に面した①船の倉庫街だった。
その上段に見えているのは、鹿の家(Casa dei Cervi
見学はできないみたい

倉庫のアーチ列には現在は扉が取り付けられ、その全て開かれている。そこに残っているのは、船で逃げようとして間に合わず、亡くなった人たちの骨。

予想が外れて地下通路から遺跡に入っていく。しかもこのトンネルは火山泥流の中。
その先は水が溜まっている
当時の階段を上って
②公衆浴場前広場に出た。
マルクス・ノニウス・バルブス像と火葬台


当時の火山泥流の厚い層は20mもある。ポンペイは高温の火砕流で一気に焼かれたが、エルコラーノは幾分低い温度の泥流が被さったため、建物には木材が残っているものもある。

更に広場に沿って坂道がついている。
左折してトンネルをくぐり、
当時の敷石

③テレフォスの浮彫のある家(Casa del rilievo di telefo)
アトリウムには、縦溝のある円柱の間に丸い大理石の板が吊り下げられている。
その一つ。海で泳ぐヒポカンポスが浅浮彫されている。
アトリウムの水だめにしては深い。
反対側には浮彫の板。
それは神話のテレフォスの場面で、アキレスの治療を受けるテレフォス。

④テルモポリウム(termopolium、暖かい食事を出す店)
第4様式の壁画がよく残っている。
大理石を貼り付けた台にはワインなどが入っている。
近くにネプチューンの水飲み場

⑤パレストラ(体育場)
この奥の周壁に沿って体育場は続いている。

下の大通り

⑥大きな門構えのある家(Casa del Gran Portale)
凝灰岩の柱頭には有翼の女性の立像が浮彫りされている。

⑦板仕切りの家(Casa del tramezzo di legno)へ
続く修復中の建物は2階に木製のベランダが張り出している。

内部
詳しくは忘れへんうちににて

⑧サムニテスの家(Casa Sannitica)
ローマ人より前にエルコラーノに住んでいた民族。
詳しくは忘れへんうちににて

⑨女性の公衆浴場
入口は狭い
入口に幾何学文様の舗床モザイク
水滴が落ちてこないよう、ヴォールト天井に畝がある
脱衣所の着替えを置く棚。その棚が落ちないように補強されている。
その下には海の生き物とトリトンのモザイク
卍繋ぎ文様の舗床モザイク
卍の間には正方形が組み込まれていて、その中にもいろんな文様がある。

⑩ボッテガ(Bottega)の一つ

    ポンペイ エルコラーノ門周辺←      →エルコラーノ2

関連項目
エルコラーノ サムニテスの家
エルコラーノ 板仕切りの家

参考文献
「THE EXCAVATIONS OF HERCLANEUM」 Mario Pagano 2017年 Edezione Flavius