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イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2018年7月30日月曜日

トゥールーズ キャピトル広場


サンセルナン聖堂を見学後、街の中心にあるキャピトル広場(Place du Capitole)へ(トゥールーズ観光局発行の地図より)。

古い修道院の門から出て、正面にあるトール通り(Rue du Taur)に入る。
小雨が降ってきたので、レンガがしっとりと濡れて、バラ色の街そのもの。
窓の鉄格子や壁面の装飾などを見ると、右の建物の方が古そう。
いい匂いのする方向を見て、食いしん坊の私は早速パン屋発見。半円アーチのところに排気口があるので、そこから匂いが出ているのだった。
お菓子も売っているみたい。artisanalというのは、工場製品を仕入れて売っているのではなく、店内で手作りしているという意味らしい。
右手の3人のルナール通り(Rue des 3 Renards)は工事中。
Crousという学生の生活に関するサービスをするところ(看板によると)だが、地図では南仏研究の図書館になっている。
その壁に嵌め込まれているものは?
トール通りは本来は賑わいがあるらしいのだが、まだ10時前なので人通りは少ない。正面には細いというのか平たいというのか鐘楼が見えている。
右にレスキル通り(R.de l’Esquile )
レンガの補強アーチがあったりして趣がある。
左にモントヨル通り(R.Montoyol)、オクシタニー語ではCARRIÈRA MONTCOLHO、なんて読むのかわからない。
こういう狭い通りに出会うと彷徨ってみたくなる。
しばらくして左側に古本屋を見つけた。
ショーウインドウを写させていただく。思わず入ってしまいそう。

ふと見上げると、右上の建物の装飾は人の像になっていて、
その下はREADER PRICEという小さなスーパーマーケットで、その前に果物や野菜の棚があるのだった。

左手にセネシャル通り(Rue du Sénéchal)、鎧戸が多い。

そして、先ほどから側面のファサードが見えていたノートルダムデュトール教会(Église ND de Taur)
上の2つの窓は尖頭アーチ形に四重の飾りアーチ、
上下がうまく合成できなかった。
尖頭アーチ形に六重の飾りアーチがり、ゴシック様式で、タンパンはない。両側の尖頭の壁龕には聖人の像が安置されているのだが、その壁龕の下部は妙な斜面になっていて、子供が寄りかかっている。

まもなくキャピトル広場に到着。
雨を避けて広場西のアーケードへ。
カフェやレストランのテーブルや客のすき間を縫って進んで行く。天井には鮮やかな絵が並んでいて、
こんなのも
キャピトル広場の東側の大きな建物は市庁舎で一部は劇場になっている。
ちょっと斜めから写したので、広場の真ん中にあるオクシタニー十字が部分的にしか写っていない。
近く過ぎて一部しか写らないし、
別の部分を撮っていたら、タンデム自転車も中途半端に写ってしまった。
キャピトル広場からガンベッタ通り(Rue Gambetta)に入ると道路工事中。
でも左のお店はアールヌーボーの装飾がよく残っているし。残念なのは、現在貸店舗となっていること。
内側にはCampailletteというパン及び菓子屋。ここもアルチザンです。
その先にはピエールドフェルマという学校の小さな庭が見えていて、
その柵には不思議な形の支柱がある。
その間のラカナル通り(Rue Lakanal)の向こうにジャコバン修道院と八角形の塔が聳えていた。
下の方は見えないが、上の二層はサンセルナン聖堂の鐘楼とよく似ている。
Le Couvent des JacobinsLe Clocherは、1275-1298年に建立された、高さ45mの4層の鐘楼という。
ここも、さきほどのピエールドフェルマという学校の門だった。

サンセルナン聖堂 内部← →オーギュスタン美術館 回廊はゴシック様式

関連項目
トゥールーズ、ジャコバン修道院

参考サイト
Le Couvent des JacobinsLe Clocher