五百羅漢寺の駐車場は道路沿いにあって分かり易かった。
左側は写す方向が悪く、名札が写っていない🤨
こちらも不明
徳蔵菩薩・陀羅尼菩薩・・・、一番奥が勢至菩薩
阿弥陀如来と観音、勢至
細長い舟形光背の上方に円形のくぼみがあるのが不思議だが、放射状の光は、中心をあまり意識せずに彫ってある。江戸時代の阿弥陀来迎図も、光が発する中心というものに執着せずに、放射光が描かれていたので、その時代の特徴かも。
阿弥陀如来側から菩薩たちを眺める。
勢至菩薩に限らず、如来のような着衣が多かった。大きな螺髪にとんがった頭頂
観音菩薩の右側には「薬王菩薩」、すると向かい側の菩薩は「薬上菩薩」だろう。
そちらの方へ行ってみると、舟形光背のない羅漢さんから、北側には舟形光背のある仏像へと変わっていた。
拝観前に「かわや」を利用。ここでも幾つか羅漢さんが出迎えてくれるが、もちろんレプリカ😄
早速石像が見えたので、門を写すのを忘れた😅
見取図
説明パネルは、古くから「親が見たけりゃ北条の西の五百羅漢の堂に御座れ」とうたわれ、表情の異なる石仏の中に、必ず親や子に似た顔があると言われています。素朴で表情豊かな野の仏として多くの人々に親しまれています。
地元で採れる高室石(凝灰岩)の角柱状石材を加工した羅漢立像が大半を占めるほか、釈迦三尊像や大日・阿弥陀如来像など中心となる本尊仏のほか、仁王像や造立に関与した高瀬家の供養者坐像など、459体で構成されています。
17世紀前半の酒見寺再興にあわせて信仰・供養のために造立されたと考えています。中世から近世初頭における寺院の再興など、播磨における当時の社会的な動向を検討する上で、貴重な石仏群といえます。
また、その作風は江戸前期の市内石仏の代表例になっていますという。
五百羅漢寺境内見取図 同寺の説明パネルより |
昔々仏教美術を学んでいた頃は、人数の決まっていない阿弥陀聖衆来迎図から、阿弥陀二十五菩薩来迎図へ、そして阿弥陀三尊二十五菩薩来迎図へと、時代を経るに従って人数が増えていくとされてきたが、菩薩にはそれぞれ名前があったとは知らなかった。
説明パネルは、この二十五菩薩(明和2年、1765の作)は、制作年代の判明しているなかでは、滋賀県大津市の西教寺に次いで全国で2番目の古さである。
この菩薩の教えや人々を導く姿、はたらきは、「十往生経」という経典に説かれ、阿弥陀来迎のときに阿弥陀如来に従ってくる二十五体の菩薩(もろもろの人々を救い助ける)で必ず、西方の極楽(迷いのない、心配のない安楽の境遇)の世界へ導いてくださる菩薩である。
二十五菩薩の来迎図(絵図)は全国的に多くあるが、江戸期までの「石造菩薩」は、数例しかなく、なぜ この地に一石ごとの二十五菩薩が存在するのか不思議さが残る。ただ考えられることは、他の地域よりも二十五菩薩信仰がより早く、正しく伝わっていたことの証明であるという。
左側の橋より、無辺身菩薩・白象王菩薩・定自在王菩薩・日照王菩薩・衆宝王菩薩
こちらも不明
徳蔵菩薩・陀羅尼菩薩・・・、一番奥が勢至菩薩
阿弥陀如来と観音、勢至
細長い舟形光背の上方に円形のくぼみがあるのが不思議だが、放射状の光は、中心をあまり意識せずに彫ってある。江戸時代の阿弥陀来迎図も、光が発する中心というものに執着せずに、放射光が描かれていたので、その時代の特徴かも。
阿弥陀如来側から菩薩たちを眺める。
西側の羅漢さんたち
顔のなくなったものや、小さな羅漢さんなど、
一見似ているようだが、一体一体が、高さ、顔、手の位置、着衣など、それぞれ違う
中央の通路には、向かい合って立つ羅漢さんたちと、
その奥に並ぶ仏像がある。
それは釈迦五尊像?
その際に倶生神という札のある一段と大きな像がある。一つおいて女性供養者坐像(慶長17年 1612)
左より、閻魔王、一つおいて男性供養者坐像
東側の羅漢さんたち
倒れかかっているものがあるが、これでバランスしているのだろう
北側を見ると、羅漢さんたちとは別に、塀に沿って仏像が並んでいるのを見つけたので、
一見似ているようだが、一体一体が、高さ、顔、手の位置、着衣など、それぞれ違う
中央の通路には、向かい合って立つ羅漢さんたちと、
その奥に並ぶ仏像がある。
それは釈迦五尊像?
釈迦三尊といえば、両脇侍は
左より、閻魔王、一つおいて男性供養者坐像
東側の羅漢さんたち
倒れかかっているものがあるが、これでバランスしているのだろう
両手にそれぞれ持物を携えた仏像や
それぞれの手の表現が面白い
とんがり帽子を被った子供ののような羅漢さんも
火焔に囲まれて立つ不動明王像
一枝の蓮華を両手で持っているのは比丘?
小さいながら舟形光背のあるこの像は王冠を被っているような。王冠ではなく三面頭飾だとすると着衣が変。江戸時代になると、あまりこだわらなくなっているのかな。
前に倒れそうな羅漢さんや、後ろにひっくり返りそうな羅漢さんなど、いろんな方向からいろんな羅漢さんが見えて、時間さえあれば、一体ずつ見ていきたかった。
火焔に囲まれて立つ不動明王像
関連項目