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イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2020年12月21日月曜日

ラクウショウ(落羽松)の紅葉を楽しむ


大阪府池田市にあるGULIGULIというギャラリーは、住宅街にあるにもかかわらず、森の中にいるのかと思うほど背の高い樹木と下草や灌木が繁っていて、樹木の奥にある入口のそばにラクウショウというプレートのついたみごとな木があった。

その柔らかい葉が紅葉したらどんな風になるのだろう。見てみたいが自宅からは遠すぎる。そこで調べてみると、兵庫県加東市の播磨中央公園にラクウショウの並木があることが分かったので、11月下旬に出掛けた。

ラクウショウの並木に近い第5駐車場(下図右端の)に車を置いて、
人々が登っていく、あるいは下って来る坂道へ。
バラ園を横に見て歩き続けると、
その向こうにラクウショウの並木があるというファンタジーロードがある。

想像していたよりもはるかに高いラクウショウの並木が待ち受けていた。

一面に落ち葉が降り積もり、人の歩いた踏み跡がわかるほど😃
背の高いススキの間から森の中に入れるらしいが、まずはラクウショウの並木を通らないとね😉
ある植え込みには小さなアカンサスが。もっと力強く大きな葉を出してほしい🤔
ハクモクレンの薄い黄色の葉が、バックの赤い紅葉に映えている。晴れている時と曇っているときとでは全く映え方が違う。

やっぱり道草を食ってしまった。早くも時間がかかりそうな気配。

ラクウショウの木々の間には板で囲った植え込みがあり、それぞれの植物の上にも落ち葉が積もっている。
背丈のある灌木の弱々しそうな葉の上にも。
途中で植え込みの紅葉が見えたら動かない
南側には実を付けたシロヤマブキの黄葉

下ばかりも見ていられない。ラクウショウの紅葉を見に来たのだから

右手に水道橋のようなものがあったので、
覗いてみると石が積まれていたので何だろうと入ってみた。
これだけの石材は元々この辺りにあったのか、それとも運んできたのか🤔
上から水を流せば小さな滝になりそう🧐
その続きは石が斜めに積まれていた。戻ると小さな立て札にロックガーデンと書いてありましたわ。

ここではアキニレが黄色い葉を落としていた。

ファンタジーロードにもどると強い風が吹いて黄色い葉が舞っていた。これもアキニレかな。カサカサと乾いた音が聞こえたように思うが、幻聴かも😅


斜面にもラクウショウの落ち葉が積もって
植え込みの草木も黄色くなり出して、
中には赤くなっているものも。

ラクウショウの方は、光の当たり具合が良いと赤く見え、ところどころにまだ淡い緑色の葉が残っていたりする。
紅葉はこれからの木もあって、長い間紅葉が楽しめそう🤗
ときどき気がついていたのだが、ラクウショウはこんな丸い実を付ける。
振り返ると南側の並木は葉が少ない。今まで北側の並木ばかりを見ていた😁
並木は更に続くが、右に逸れることもできるみたい。 

とりあえず並木の果てるまで行ってみよう。

その果てには「石の砦」なる円筒形のものが、藤の蔦をまとっていた。
あの向こうの塔は何だろう

人気のない場所で食事。播磨中央公園のホームページには食事場所が全く記載されていないので、公園事務所に尋ねると、売店もないが、ゴミを持ち帰るなら園内で食べてもいいですよとのことだった。
風が吹くと落ち葉の吹き溜まりが形を変えるのを見ていると楽しかった😊
ラクウショウの他に黄色いポプラ、赤いのは?
見上げると背の高いポプラがあった。
新疆で見たポプラのように高く育ったポプラ。新疆のはもっと幹も太く高かったけれど。

播磨中央公園では工事中に発見された古墳群があるというのでそれを目指して出発。
そばの和田ヶ池。
ラクウショウはファンタジーロードだけではなく、あちこちに植えられていて、どれも背が高い。
こちらは若い紅葉
池には水鳥も。遠くなので良くは写らなかったが、マガモやヒドリガモなどがいる👀

石の砦に登ってみると、

頂上には白いテーブルと椅子があるだけだった。ここでお昼を食べても良かったかな、風が強いけど😉
石の砦から眺めたファンタジーロード方面。

現在地は石の砦とファンタジーロードの間。四季の庭出口から古墳のある中央ゾーンへ。

近くには全方向に細い枝を広げたラクウショウ

日が射して映える紅葉した木々。

曇ると更に色がくすむ落ち葉🤨
変わった形の塔を目指した。

日当たりの良い斜面には赤紫の小さな花が咲いていた。
シソ科 ホトケノザ
春に咲くジゴクノカマノフタよりもずっといい名前。

塔の前まで登って振り返ると、ラクウショウの並木と播磨の平原地帯。

塔は展望台とトイレ、そして西側の遊歩道に繋がる陸橋を組み合わせたものだった。

四季の庭出口からしばらく 道路のような幅広の道を歩いて、

そろそろ古墳が現れても良いのではという辺りまでやってきた。
しかしながら、あちこち歩いて回ったが、立て札も墳丘もないのだった。
四ツ辻古墳群は通路の両側にあるはずなのに。
説明パネルは、四ツ辻古墳群は1977年に、播磨中央公園の造成中に発見されました。
5号墳は、径約12m、高さ推定1.8mの円墳で、無袖式の横穴式石室を内部構造にもち、6世紀末期につくられ、7世紀前半まで維持されていたことが明らかになっています。
6号墳は径10m、高さ0.6mの円墳で、一部に周溝が巡らされていました。7世紀前半につくられた古墳で、主体部は木棺の周囲に石を置いた程度であることから、横穴式石室を簡略化した形態と考えられます。
5、6号墳発掘調査後消失しましたが、1-4号墳は芝生がはられ、み調査のまま保存されていますという。
説明パネルの四ツ辻5号墳石室の図解
7-11号墳側は樹木が繁り、墳丘らしきものは全くわからなかった。
この上に1-4号墳があるという。
段を上がっていくと確かに小さな墳丘がある。
その続き
四つ目は見えていない、ような👀 
おそらく古墳保護のために土を盛ってあるのでこんなに平たいんやね🙂
1-4号墳と散策路の間は芝生だけで平たかったし、墳丘がこの程度なので、カエデの紅葉と落ち葉しか見えなかった。

説明パネルには、大池の北側には、下ノ山1号墳があり、滝野町で唯一、横穴式石室がほぼ完全な形で残っていますと記されているので、それを見に行くことにした。
県道145号線を越えてサイクルランドに通じる陸橋の際にもラクウショウやカエデが紅葉の見頃。
大池に出っ張ったところ



道路側の土手を歩いていくと、墳丘らしきものが目に入った。
反対側に石室の蓋石が見えていた。
穴からカメラをさし込んで写す。石室は細長いので、四ツ辻古墳の無袖式の5号墳のように横穴式石室だろう。
腹ばいになって、床面と
奥壁をなんとか写せた🙂

とりあえずは目的が果たせたので戻っていくことに(こういう地図は苦手、北が上になっている方が私の脳に向いている🤨)。

子どもの小川と呼ばれているところもラクウショウがきれいに紅葉している。
C56135という型の蒸気機関車が置かれているが、風雨にさらされてかわいそう。

大池と中新池、下新池の間の通路を通っていく。

オオバンも😊バンやオオバンはカモのような水掻きはないのに泳げる。
そして、カイツブリのようには水中にもぐれない。

大池の近くの木々にだけ日が射して、紅葉が映える。
この大池に張り出したどこかに、先ほど見た下ノ山1号墳がある。
大池の浅瀬にはカワウ、アオサギ、マガモがいる。
カワウの飛び立つ瞬間が撮れたとごきげんな夫😉

子どもの森までやてきた。


下新池に沿って下って行くと、修景池との間に土手があって、向こう岸には階段がついていて、修景池の岸に降りられるようだった。

修景池の岸にも遊歩道があって、歩いている人を見ると、向こう岸のルートにすれば良かったかななどと思ってしまう。
修景池の上の橋へ。

右手の修景池
ラクウショウの落ち葉が水面に浮いていて
それを見ていたら、下から伸びてきた水草の上にラクウショウの落ち葉が引っかかっていた。
でも、それは紅葉したホテイアオイだった。ホテイアオイが紅葉するとはね😄
反対側の岸。遊歩道はもう少し奥にある。
橋の手すりに絡まった蔦も色づいて、
道端のシダでさえ黄色くなり、
名前を知らない若木は柿色に、などと楽しみながら森の中を歩いていくと、
八幡神社があった。その鎮守の森ではないだろうけれど、広大な森を中心にしていろんな施設が造られたのが、この兵庫県立播磨中央公園なのだった。

駐車場に戻る最後の坂にもラクウショウ。

ラクウショウの葉

道路に出ると加古川線に列車がやってきた。

この列車また初めて見たのでした。