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イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2023年4月21日金曜日

リヨンで朝散歩


ベーリング海峡から北極海を通り、イギリスを縦断してシャルルドゴール空港に着いた。
向こうに見えているのはGTVの駅。
ほとんど人気のない駅だった。

空港からはGTVでリヨンへ。
リヨンでマルセイユ行きと切り離される。

列車は始発ではなく、ブリュッセルからやってきた。


以前からそうだったが、列車は半分が前向き、半分が後ろ向きなのだった。発車時刻が8時を過ぎていたので、向きによってはささやかな夕日と夕焼けが見えたが、次第に暗くなっていった。



夜遅くリヨンのホテルに着いて、部屋では星の王子さまがお出迎え。


そして朝はエスプレッソで覚醒。
朝食までに散歩するか、食べてからにするかが迷うところだが、窓の外はまだ暗い。

ということは朝食が先!
デニッシュやドーナッツの他にもタルトも豊富。チョコレートケーキもあったが、私はパンを選んだ。とても美味しかったらしい。ここでチョコレートケーキを食べなかったことが、後日悲劇を招く。

そして今回もチーズをいろいろと試食してみる。チーズは買って帰りたい。

7時半を過ぎてやっと明るくなってきたが、これは3月下旬に夏時間になったため。
フランス窓から狭いバルコニーに出てみる。

右手にはローヌ川と、昨日リヨンパール・デュ駅に着いたとき迎えてくれた太い鉛筆のようなパール・デュータワーや尖った高層ビルなどが見えた。

左手はというと、鉄製の手すりのある建物の向こうには、

フルヴィエールの丘の聖堂も見えていた。

リヨン中心部市街地図
リヨン中心部の市街地図 『LYON tOURISME ET CONGRÉS』 より


ホテルを出てローヌ川を歩道から眺めると、アルプスからの雪解けの水で水面が高い。いつもこれくらいあるのかも知れないけれど。
それにしてもこのどんよりとした空。フルヴィエールの丘からアルプスが望めそうもない。

ローヌ川沿いに歩いて、ラファイエット橋を渡らずにコルドリエ通りを西へ向かった。
道路には自転車と矢印のマークが続いているが、自転車以外にもいろんな乗り物に乗って通勤している人たち。

北側の建物の角に立派な聖母像が。どこかの教会から移設されたものだろうか。


あれ、こんなところにも教会が? しかも正門が北側にあり、後陣が南にあってちょっと変わっている。

建物の正面は
修復中だった。

バジリク・サンボナヴァンテュールという格式の高い教会で、パネルには修復前の写真があった。Bonaventeure、良い探検? いや聖人の名前らしい。 

正面入口上のタンパンには聖母子像が掲げられていた。先ほどの建物の聖母子像とは幼子の位置が反対。


コルドリエ広場に来た。歩道その先にはメトロのコルドリエ駅。

右手の壮大な建物は鉄柵のバルコニーのある建物よりも古い商工会議所。

この先は狭くなって、通勤の車や運搬車の隙に建物が見える。
タンパン(こんなものでもそう呼ぶのかどうかわからないが)からはみ出した神話の人物のような彫刻は、どこかの建物から持ってきたものでは。それをファサードに掲げたくて黒いモノリス(一本柱)の円柱を立てたとか・・・

途中にある狭い通りにはまだ日が差し込まないが、小学生が登校中。


この辺りの建物には鉄柵のバルコニーはない。


ソーヌ川の左岸に出て、サンタントワーヌ通りを南下していった。

少し歩いていて見つけた白い花の木は細長い花弁の花だった。ジューンベリー(フランス語では Baie de juin)なのかどうなのか・・・


対岸の旧市街に円柱の並んだ建物は裁判所。右手には吊り橋の歩道橋。

もう少し下流に進むと、これから行くつもりのサンジャン司教座聖堂が見えてきた。ロマネスク様式からゴシック様式に修復されているので、尖頭アーチが目立つ。

ボナパルト橋からソーヌ川の上流を眺める。そこにも小高い丘があり、ソーヌ川は大雑把にいって、フランス東部の北から南へと流れ、この丘とフルヴィエールの丘の間を縫って、リヨンの南でローヌ川に合流する。

ボナパルト橋の南側は工事中。後で聞いた話では、自動車の通行を減らすために、自転車道をどんどん造っているのだそう。

その柵の向こうにはネオゴシック様式のサンジョルジュ教会の尖頭が聳えている。


6橋を渡りきって信号待ち。右端の尖頭は現在公立図書館になっている。

川沿いのロマン・ロラン通りを図書館に沿って行くと、サンジャン(洗礼者ヨハネ)司教座聖堂がある。その後陣はをまわって、

サンジャン聖堂の北側に遺跡公園があるというのを知り、それが見たかったのだ。
詳しくは忘れへんうちににて。

見学後、北側は歩道と自転車道になっており、南側をそうすべく工事しているパスレル・サンジョルジュドリヨンという名の橋から戻っていった。


                  →リヨン旧市街

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