お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2023年8月4日金曜日

プラデル Pradelles


パラズュックを出てから天候が悪くなってきた。


町の中心に国道88号線、ランゴーニュ大通り Avenue de Langogne が通っている。
今日訪れたアルランド、ヴォギュエ、バラズュックと比べると、道路も広く大きな町ではある。
このランゴーニュ大通りに面した大きな建物の西側(この写真の右奥)が市場広場 Place de la Halle で、アーケードの続く建物群がある。

この建物には上の方に丸い監視塔がある。

ランゴーニュ大通りを挟んだ向かい側
手前にはブラスリ・ミュゼ Brasserie Musée 

地図
大きな建物 ブラスリ・ミュゼ 市場広場 ムロンの泉 外階段のある建物 アーチ形の門 被昇天の聖母教会
プラデルの地図 Google Map より


国道からそれて市場広場へ。赤い鎧戸が町に彩りを添えている。

上の写真右端にはアーチが並んでいる。寒い時や雨の時に有り難いアーケードになっているのだろうか。


レンズに雨のしずくがついているのを気づかずに写す。

上の建物の側面。天井はヴォールトではなく平たいし、昔はアーケードだつたかも知れないが、現在カフェのようだった。


左奥の建物はどの時代に造られたのかは分からないが、窓の上に少し出た庇状のものが、腕立て伏せの手のようで面白い。一番上の窓は小さいのに、痛そうなギザギザの泥棒除けの鉄の柵がある。

もう夕方なので観光案内所は閉まっていた。ここもアーケードが続いていたのだろう。

アーケードはこちら側にも。
どうやらこの広場一帯は交易の拠点として商人が軒を連ねて賑わったらしい。

その奥のウル通りへ Rue des Oules。


ここからはマゼル通り Rue du Mazel で、そこには水場があった。ムロンの泉 Fontaine de Melon という。果物のメロンである。

マゼル通りを下って行く。右の外階段のある建物が気になる。

どこにも繋がらない苔むした階段の下には


アーチ形の門があった。


門の外に出ると尖頭アーチのゴシック様式の教会が聳えていた。
被昇天の聖母教会 L'Église Notre-Dame de l'Assomption というが、Google Map が示す場所とは異なっている。

ゴシック様式とはいえ、あまり古くは感じない。ネオゴシック様式だろう。


すっきりとはしている。


教会のそばにはむき出しの岩がそのままになっている。



門から左に目を移すと、ジュネ通り Rue des Genéts の円塔が見えた。

ロシェリの塔 Tour de Rochely は中世には城塞の一部だったという。


ムロンの泉から市場広場へ戻っていく。


ここにもアーケードがあった。


ずーっとアーケードが続いている。中世の賑わいはどんなだったのだろう。



その後ルピュイへ。


ホテルのレストランで夕食。どれも見た目の倍の量があります

生ハムとレンズ豆のサラダ

料理はゆっくりと出てくる。待っている間に近くの大人数のテーブルに大学生くらいの男の子たちがいて、みんなで「オ~オ」「オ~オ」と大きな声を出して盛り上がっていた。閑に任せて見ていると、ワインの瓶を開けるのに声をかけていたのだった。スポっと抜けたら拍手喝采する。
2本目のコルクを抜いていると、またもや「オ~オ」「オ~オ」が始まった。ところが、嫌気がさしたのか、給仕のギャルソンが瓶を持って戻ってしまった。
こちらにも料理が運ばれてきたので、その後どうなったのかは定かではない。

ブッフ・ブルギニヨン 


何故かデザートは巨大なブラウニー
料理用スプーンでその大きさが分かります。中が詰まっているので完食できなかった。
同じ大きさでもアイスクリームなら全部食べられたのに・・・




     バラズュック Balazuc←       →ラヴォデュ Lavaudieu


参考にしたもの
Google Map 及び Google Earth