お知らせ

イラン・フランス南西部のオクシタニー地方の旅行記に続いて、南イタリアの旅に入りました。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2019年1月14日月曜日

コンクから天空のコルド(コルドシュルシエル)へ 


朝食後、ルピュイからの巡礼路を少し辿ってみる。
観光協会発行の地図より。赤い破線がサンティアゴデコンポステラへの巡礼路。
通路にはぎっしりとウロコ屋根と同じ石が、しかも縦に敷かれている。
建物の壁も、もちろん屋根瓦も、フランス語でシスト(shiste)と呼ばれる頁岩またはその変成した結晶片岩でできている村コンク。
教会の楣石は石材だが、民家では木材を使うこともこの村で知った。
振り返ると豊かな緑の中を背後にしたウロコ屋根の家並み。
市壁に気付かず歩き続け、フュムズ(Fumouze)の泉まで来てしまった。この先は舗装した道路となっている。
貝殻とCONQUESという文字、その下にはCONCASとも記されている。この地方のオック語ではコンカスと呼ばれていたようだ。
戻り道から見えたサントフォワ修道院聖堂のまた別の顔。
この道からもさまざまな表情を見ることができた。
日が昇るにつれ、ますます色合いが深まってきた。
そして2泊したホテル・サントフォワで集合。
屋根裏の角部屋に泊まっていた。

そして自動車道を駐車場へと歩いて行く。建物割りに大きな北翼廊。この窓際の通路を三度も通ったのだった。
モディヨンにも日が射し始めている。
時計台のある観光案内所には、早くも人が来ている。
歩いていると鳴き声がすると思ったら、道路の下に山羊の群。
フランスに来て初めて見た。山羊はサラセン人(ムスリム)がヨーロッパに持ち込んだという。そのチーズは毎朝いただいています。

コルドに向け出発、まずはロデズまで。
Google Earthより

ドルドゥー川に沿ってバスで移動。最初は谷間でなかなか写真を移せなかったが、段々と山は遠のいて、20分も走ると小さな町サンシプリアンシュルドルドゥー(St-Cyprien-sur-Dourdou )を通過。
その郊外の山にも家々が散在する。
小さな丘に茶畑のような畝が。葡萄畑でした。
牧草の収穫。
また小さな町を通過。
広葉樹の明るい緑や
赤い岩などとのんびりと眺めていると、
橋の向こうに八角形の鐘楼が見えてきた。マルシヤック・ヴァロン(Marcillac Varon])という町に入ったが、これ以上教会に近づくことなく左方向へ。
D901号線で町を通り過ぎたところで大きなアーケードをくぐって、何だろうと振り返って写すと、先ほどの鐘楼も見えた。線路?いやGoogle Earthで確認すると陸橋だった。
再び丘陵地帯を通過していく。あちこちで小さな教会の尖塔が。
山というほどではないが、起伏のある地帯。
また小さな教会発見。左向こうにも尖塔が。それぞれ別の村の教会なのだろう。
サル・ラ・スルス(Salles-la-source)の町のへりを通過。
あんなところに市壁が、と思ったら、岩が段々に露出しているだけのよう。
景色が開けてきたかと思うと大きな町の鐘楼が見えた。ロデズ(Rodez)だ。ロデズのノートルダム司教座聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rodez)も近くで眺めたかったが、町には入らずN88号線で反時計回りに迂回してしまった。
観光バスなのでここまで1時間もかからずに来られたが、先人たちはロデズまで鉄道を乗り継ぎ、タクシーでコンクに向かったのだった。しかも、帰りのタクシーはこの町から来てもらったという。コンクはそんな不便な村なのだ。
ひょっとして斜張橋が連続するミヨー橋(Viaduc de Millau)に続く高速道路?いやD67という県道でした。
町からどんどん離れていき、
すぐに田舎の風景に。

ロデズからコルドシュルシエル(天空のコルド)へ

高速を降りて県道D988へ。この辺りは牛が多い。
新しい道路を建設中だったり、見下ろすと谷の底に道路が通っていたり。
収穫時期の麦畑。それぞれに色が違っておもしろい。

レ・ファルゲット(Les Farguettes)という村でやっとカフェを見つけてしばし休憩。
昔々、エスキモーとミコ(Miko)というアイスがあったが、ミコは今でもあるのかと懐かしくなった。
店内に入ると運転手さんはエクスプレス(エスプレッソ)を注文していた。私もカフェを飲むつもりだったが、あの看板に釣られてしまい・・・
私がアイス(グラース、glace)というと、上から取るタイプの冷凍庫を右のマダムがゴソゴソと探してくれたが見つからない。アイスの季節にはまだ早かった?
結局左の女の子を呼んで、大掛かりに上から取りだし、下の方に眠っていたのを出してくれた。
一口かじって写真を撮るのを思い出した。


その後は高速に戻らずに田舎の道を走って行った。
そこそこの町の中に入って、
その町並みを写していると、
広場というよりも駐車場の奥に小さな教会があった。サントセシルに捧げられた教会で、この町はカルモー(Carmaux)だそう。
セルー川を渡り、
このまま行くと町の中心だが、右折してD91号線へ。
モネスティエ(Monéstiés)方面へ、
フランスらしく自転車で走行する人も。
天空のコルドの町は、雲の上に浮かぶことなく、晴れ渡った空の下に突然現れた。
『中世の街角で』は、コルドは1222年、トゥールーズ伯レーモン7世によって建設された、防塞都市である。煉瓦造りの巨大なカテドラルで有名な南のアルビから25㎞西北に位置する。
待ちに待ったコルドが、前方の大空に姿を現すと、あっと心に叫んだ。山の中腹から頂上にかけて、石の家がびっしりと建ち並んでいる。人口1000人(1984年)ほどの小さな町であるが、都市全体が13-14世紀の、中世の石の塊なのだという。
木村尚三郎氏はアルビからやって来たので、カルモーから西へと向かって見えた天空のコルドとは見え方が違っていただろうが、思いは同じだった

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