アーチ門は通れないので、脇の小アーチ門から外に出る。昨日の雨で水たまりが至る所にあって歩きにくい。真ん前に一本のカサマツが気になる。
四角形に浅く掘り下げた真ん中に島のような盛り上がりがあって、背の高いカサマツが植わっている。見学した時は説明も名称もなかった。
『ROMA』は、ドームス・アウグスターナは四角形の柱廊で囲まれ、巨大な池で飾られている。池には島があって小さな橋で渡ることができ牧歌的な小堂が建っていたという。
㉑上階のペリスティリウム(Peristilio superiore della DOMUS AUGUSTANA)だった。
パラティーノの丘の中心辺りまで来たかな。あんまりゆっくり見学しているので、そろそろ時間が気になってきた、9時43分。
反時計回りに回るとその橋と小堂の基礎部分がわかった。
池の北側は発掘現場。スタディウムの横から見たのと同じ場所だ。
ここもドムス・アウグスターナの一部なのか、別の建物なのかわからない。
振り返るとドムス・アウグスターナの唯一上に見える建物。その右の白い建物は博物館。
右手(北)には発掘中の柵の隣に遺構があるが『ローマ古代散歩』には説明がない。ドムス・アウグスターナかドムス・フラウィアの一部だろう。
※参考文献
「ROMA ローマの昔の姿と今の姿を徹底的に比較する!」(2001年 Electa)
「ローマ古代散歩」(小森谷慶子・小森谷賢二 1998年 新潮社)