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2026年10月23日金曜日

オールドカイロ巡り ムラアッカ教会


ムラアッカ教会 Google Earth より
❶コプト博物館入口 ❷展示室と修復中の中庭 ❸展示室と中庭 ❹ムラアッカ教会入口 ❸ムラアッカ教会礼拝堂


コプト博物館見学後は隣に立つムラアッカ教会へ。
この教会を吊り下げ教会と呼ぶのは、ローマ時代の要塞の上に建てられたからと聞いたが、どうも納得できない。聖母が最初に足を踏み入れた場所ということで、コプト教で最も重要な教会だと言うことだ。
細長~い中庭の奥には西欧の教会堂のような双塔が高く聳えていた。

ムラアッカ教会の構造 説明パネルより



所々にある聖人のモザイク画を見ながら結構歩いて、

やっと階段を上っていくと、2本の木柱で支えられた柱廊玄関。上部には透彫があってもっとじっくり見たかった。
ここが入口だと思っていたら右方向へ。

入口は尖頭アーチが三つ連なるモスクのような前廊がある方だった。双塔は左側にあったのに。

上部の窓は尖頭アーチになっていて、それぞれ細かな装飾があるみたい。


中に入ると一面イスラームの文様で尖頭アーチが三つ。天井は木製の板が高さを変えなが並んでいる。入口は左側。

イスラームらしい植物文様のパターンや浅浮彫に彩色されている。この装飾技法は何だろう?

中央の尖頭アー下は壁龕のようになっていて、スパンドレルには青いコプト十字と赤い8枚の花弁の組み合わせ。8弁の花弁を組紐文が上を通したり、潜らせたりして立体的に縫っている。

天井は落ち着いた色合いで、吊り下げランプは他では見ない形。

西壁はイスラームの幾何学文様だがやはりタイルではなく彩色だろう。


そして入口の扉が幾何学的な文様が絡み合うキュンデカリ(クンデカリ)。コプト教会ではなく、モスクに来たのかと錯覚してしまうほど。

オスマン帝国の治下にあった時代が長かったので、キュンデカリは馴染みのある装飾だったのだろう。扉の外の蔓草文様の透彫は白と茶色が等間隔で並んでいるが、こんな木ってあるのだろうか。


礼拝室は三廊式バシリカ式なので身廊の両側に柱列がある。床には椅子が並んでいることもあってモスクと違って広々とした空間には見えない。身廊は幅が狭く、ヨーロッパのバシリカ式聖堂とも雰囲気がちがう。

身廊の奥にあるのは天使や聖人のテンペラ画。奥のステンドグラスの色が舟形天井のに写っている。

ここからは聖職者以外立ち入り禁止のイコノスタシス(聖障)は各正教の教会にも見られる。素材はわからないがキュンデカリ(クンデカリ)のような幾何学文様が鏤められている。

ステンドグラスの色が写る舟形天井の手前にある木材は一体・・・

列柱はローマ時代の円柱を転用したのでは。

続く柱間には説教壇(
モスクではミンバルだが正教やコプト教ではアンボン)が横長に見える。

大理石でつくられた説教壇
左の凹凸のある部分には白大理石に色大理石が象嵌されていて、

司祭が説教する壇には特別な装飾で荘厳されている。2列に並ぶコプト十字にイスラーム由来の幾何学文様を組紐の帯が編み出している。これはモザイク・タイルを色大理石何か分からない素材でつくられたもののよう。

他の色大理石はきれいに収まっているのに、組紐の帯が浮いているように見えるのは私だげだろうか。素材は何だろう?


側廊の壁にはイコンが並んでいた。
王冠を被る聖母子像

左は龍を退治するゲオルギウスだが、右のバッコスはどんな場面か分からない。背後のコプト十字の並ぶ透彫の枠が宜しいなあ。




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参考サイト
世界のモスクのモスクの特徴。建築や装飾からモスクを読み解くは、キュンデカリ技法について、接着剤や釘などを一切使用せず、木片ピースを組み合わせるという。