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2026年7月17日金曜日

メンフィス博物館で横たわるラメセス二世像


ドバイ経由でナイル東岸のカイロ空港到着。

最初は砂漠のなかを走っていた。

カイロ近郊の地図 Google Earth より
❶空港 ❷カイロ ❸大エジプト博物館 ❹ギザのピラミッド群 ❺メンフィス ❻セラペウム ❼サッカラの階段ピラミッド


やがてナイル川を渡ったかと思うとすぐにメンフィスへ。
❶メンフィス博物館 ❷スフィンクス像 ❸2列の展示場 ❹発掘現場 ❺❻❼遺跡


メンフィスは、前3000年頃ナルメル王が南北を統一してから古王国時代が終わるまで(前22世紀初)首都だったので、様々な時代の遺跡があるが、博物館に入ると新王国時代第19王朝のラメセス二世(前13世紀のほとんどを占めるくらい長い在位期間)の大きな立像が横たわっていた。
この博物館はほとんどラメセス二世の巨像の展示場と言ってもいいくらいで、一階と二階からラメセス二世像を眺められる。あまりにもこの像が大きいので、所々に小さな出土品が置かれているように感じる。

頭部左側

右側
第18王朝期のトトメス時代の特徴のような理想化された柔和な顔に見える。

胸部から腹部
ベルトや手に握った00にカルトゥーシュが彫られている。

握っているものはケメス(書類入れ)という。どんな重要な書類を入れていたのだろう。


脚がないので寝かされている。体は写実的に表されているのに、ベルトに差した剣は浅浮彫で体の凹凸に従っている。


左腕は風化が激しいが、

左手のケメスは残っていた。


右脚もふくらはぎ辺りから欠失している。

左右の脚の間の浮彫は子供の髪型のよう。

脚側から見たラメセス二世像
古代エジプトでは右脚を出して立っているのが生きている像で、左右の脚を揃えて立っているのは死んでいる像だとか。


館内の他の展示品を少しばかり。

線刻された絵画

中央部
背中合わせの女性を中心にほぼ左右対称に線刻されている。

別の線刻図
左右にセド祭(在位30年、その後3年毎に統治し続けるほど体力があることを証明するために走ってみせた。詳しくはこちら)で走る王は左右で冠と持物が異なる。

王の前に立ちはだかるのは誰だろう。脚を揃えて立っているので死者のよう。冠を被っていないのでオシリス神ではなさそう。


黒御影石の供物台


不思議な形の柱頭、ナツメヤシの葉とか。


外で一番目立つのは❷スフィンクス像。

やつぱり人気がある。

第18王朝期につくられた。アラバスター製ということだが、アラバスターらしい半透明さや縞模様は見られなかった。いくら風化しているとはいえ。

額のコブラ、付け髭そしてラメセス二世像も被っていたメネス頭巾


❸出土物が2列に並べられている。


博物館に近い所の展示品

三尊立像
説明パネルかあっても耐光性がなくて真っ白。

三尊坐像


柱頭彫刻になったハトホル女神は、プトレマイオス朝期(前304-前31)に建てられたデンデラのハトホル神殿の柱頭に似ているので、これもプトレマイオス時代のものだろう。

ハトホル女神を柱頭にして柱を復元しているところ。


この像の後ろ側では❹発掘調査が現在進行中なので入れない。


博物館を出てすぐに車窓に飛び込んできたのは❼発掘中の遺跡の一つ。

どんな遺跡なのだろう。




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