お知らせ

イスタンブールを旅してきました。目的は、ミマール・シナン(正しい発音はスィナン)の建てたモスクやメドレセ・ハマムなどや、ビザンティン帝国時代の聖堂の見学でした。でも、修復中のものもあり、外観すら望めないところも多く・・・ 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2008年5月19日月曜日

2日目-1 慶州で最初の朝食はヘジャンクッ


レンタサイクル屋は9時からなので今日は7時に起床。窓が西向きで普門湖の景色は少しぼんやりしていたが、外に出ると快晴だった。日曜のせいか車も少ない、7時44分。
バス停の向こうにある昨夜も行ったコンビニで500mlのミネラルウォーターを2本(600Wx2)買い、慶州駅方面のバス乗り場に来た。バス路線図はあるが、バス停の名前がわからない。どのバスに乗っても行けるということだが、バスはなかなかやって来ない。
日曜はバスは動いとらんのか
本数は少ないかも
バスが来る方を眺めても来ないので、少し先にあるタクシー乗り場の方に視線を移したりを繰り返し、かなり待ってやっと現れたのが11番のバス、8:01。
うっかりしていたが、バスは前から乗って料金を払い、後ろから降りるのだった。料金は1人1.500W。バスは走り出すと速い。バス停のアナウンスをしながらどんどん飛ばしていく。
タクシーと変わらんなあ
降車時に押すボタンが見当たらない。どのように運転手に知らせるのか。それで通路側に坐っているおっちゃんに、バスが停車中に我々が降りる停留所の名前を伝えてもらうことにした。
パルジョン・ロータリー
パルジョン・ロータリー
通じた!小学生並みやけど。
そうこうするうちにバスは赤信号の手前で右にそれた。え~、どこへ行くんや~!そして橋をくぐるとまたもとの道、4号線にもどった。信号を橋下アンダーで抜けるなんて、路線バスがするとは。
そして左折すると左に芬皇寺が、続いて皇龍寺址の菜の花畑が現れたところで右折。石造物が並んだ石屋のあるどんつきのT字路で左折。鉄道をくぐって右折で7号線へ。昨日タクシーで通ったのと同じ道だ。韓国は右側通行のため、直進車がいなければ右折で進入できる。赤信号なので止まると思っていたらバスは7号線に入って飛ばした。 
アメリカと一緒やなあ
そして停車。
パルジョン・ロータリー
八友亭(팔우정 Parujeong)ロータリーで下車することができた、8:14。
バスはさっさと動きだし、左折レーンへ。昨日古墳がたくさん見えた太宗路(テジョンノ)へ入るらしい。高速バスターミナル方面に行くのかな。
あ、円墳がある。昨日見えた円墳かと思ったが、別の古墳らしい。
この古墳については慶州で見学した古墳第1号は皇吾洞325の円墳をどうぞ。古墳の先に八友亭ロータリーがある。ここの「ハルメチッヘジャンクッ」で朝ご飯を食べることにしていた。それは『新個人旅行 韓国』に出ていたお店だったが、自作の日程表を見ると、そこには料理の写真だけで、お店の写真がないのに気がついた。ハングル文字はあったが、看板を見ても皆同じようでわからない。
その上、立ち止まると、あちこちの店からおばちゃんが声をかけてくる。どうも八友亭ロータリーはヘジャンクッの食堂街となっているようだった。24時間営業って、どんなん?
最初に声をかけたおばちゃんのお店にしよう私はおばあさんが頑張っていると思っていたが、写真で見るとおばちゃんだった。テーブルについた我々にミネラルウォーターを持ってきてくれた。さて注文だ。壁にあるメニューには4.000Wか5.000Wしかないのだが、種類がいろいろあって、どれをたのめば良いのかわからない。というよりガイドブックお勧めの店に入ればその料理だけしかないのだろうと思っていた。
おばちゃんは私の持っていたガイドブックに気がつき、取り上げてじっと見るや、ピョタグィ!と言って台所の鍋を見せた。そこには大きな骨についた肉が入っていた。10分もするとピョタグィヘジャンクッだけでなく、昨日同様いろんな小皿が出てきた。やっぱり赤くても辛くない。このボリューム!豚の背骨に肉をほぐしながらお汁と一緒に食べる。野菜もたくさん入っている。辛くないし、塩分も控えめだ。そういうと昨日の夕食も塩分控えめだった。
見た目よりずっとあっさり味のお鍋をつついていると若い団体客が入ってきて奥の座敷にあがった。観光客のようで、大量の食事を用意するおばちゃんと話をしていた。その中にNHKということばが出てきた。どうも我々が話題になっているようで、NHKが紹介して以来日本人の客が来ると言っているようだった。
背骨はいくつ入っていたのだろう。写真の上に乗っているのが1つで、3つまでは頑張って食べたが食べきれるものではない。
10.000W払って店を出ようとすると2.000W返ってきた。あれで4.000W!炊飯器について乾いたご飯のようなものをおまけにもらった。慶州駅付近にあるというレンタサイクル屋へと向かうため、太宗路を渡る。左に並んでいるのがヘジャンクッ食堂、8:56。八友亭ロータリーを北へ向かう、右折車に注意!
八友亭ロータリーにもかつては古墳があったようです。皇吾洞古墳群についてはこちら

次の交差点を渡ってレンタサイクルなどと話していると、通りがかりのおばちこゃんが向こう向こう!と指さしてくれた。言われた方向へ行ってみると自転車屋があった。前に並んでいるマウンテンバイク(以下MTB)がレンタサイクルのようだった。
戸が開いているが誰もいない。入っていってアンニョンハセヨを繰り返しているとおばちゃんが奥から出てき、店主は外から帰ってきた。
2台1日14.000W、7時までということで、おっちゃんのパスポートを見せるだけで良かった。MTBならスピードが出るし、ラフな道でも大丈夫。地図から考えて、先ほどの交差点を横断して東へ一直線に行くと、芬皇寺と皇龍寺の間の道に行き着くはずだった。しかしこの信号待ち時間が長~く、横断時間の短いこと!さあ鉄道をくぐって、慶州観光の始まりだー!9:11

※参考文献
「新個人旅行 韓国’08-’09」 (2007年 昭文社)