お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2008年4月6日日曜日

松屋常盤 4月のきんとんは「深山桜」


久しぶりに松屋常盤できんとんと味噌松風を買った。 平安京堺町御門南入にあるお店には、御所が南面する丸太町通から南に下がるよりは、1筋南の竹屋町通から北に上がって行くことの方が多い。このあたりの細い通りには、東西の通りも南北の通りも、趣のあるお店が残っていたりするからだ。
そして堺町通を竹屋町通から上がっていくと、堺町御門が見えてくる。しかし、写真を撮ると、いつも丸太町通を往来する車が入ってしまう。 この2つの通の真ん中あたりの西側に松屋常盤はある。松屋常盤 きんとんで大きな車が写ってしまった北側のお家は、今回行くと工事中になっていた。気をつけて持ち歩いたつもりだが、開けてみるときんとんは少し寄っていた。それをお皿に盛ると、また松屋さんが作り上げたきんとんの形を損なってしまう。以前と比べると堅めに感じるのだが、さわるとこのお菓子の繊細さがわかる。

その次にやっと、今回のきんとんがどんなものかに目がいく。5月は岩根のつつじ、11月は梢の錦、そして4月は「深山桜」だった。「みやまざくら」と平仮名の方が似合いそうな外観である。前の2つがピンぼけなのは、あまりにもほわ~としているので、ピントがお皿の方に合ってしまったから。そこで今回は、きんとんにピントが合うように、くっきりした器に盛ってみた。 総織部大皿 色としては合っていても、大皿の端に1つ盛るのも変やなあ。
刷毛目皿 もっと濃い色のお皿が似合うなあ。
乾山写し 多少お菓子が映えてきたけど、やっぱりこのお菓子は黒塗りの縁高に盛るのが一番やね。

それがないので、黒い茶碗に盛ってみました。織部沓茶碗 しかし、器が小さすぎて、きんとんがうまく写りませんでした。
器はすべて窯印ム。私のお気に入りの和菓子手帖さんの素晴らしい写真にはかないません!



関連項目
松屋常盤の紫野味噌松風と切れ端