また川沿いの道に戻りしばらく走ると三叉路があった。先ほどと同じ茶色い標識があった、あと500mか、15:21。
これかなあ。そうそう、南山(ナムサン)が最初の남산で、次の탑골が塔谷(タップゴル)やわ。右の道に入ろ
でも道がいっぱい分かれとるよ
う~む、ま、とりあえず、川沿いの道を行ってみよう

アンニョンハセヨ
アンニョンハセヨ
タップゴル?どうも連れて行ってあげるからちょっと待ってと言っているようなので、その間に自転車をお寺に運んだ。そしておばちゃんがやってきたのでついていくと、この向こうにあるよと指さして戻っていった。
カンサハムニダ
道はついているので坂を登っていくと大岩が向こうに見えてきた、15:30。

北面に塔が2つ浮彫されている。その間には蓮華に座した仏が天蓋の下で微笑んでいる。
説明板によると、南山塔谷磨崖彫像群 慶州市排盤洞 山 69
ここは新羅時代の神印寺という寺院があったところで、南側に三重石塔があって「塔谷」と呼ばれている。また、磨崖彫像群は慶州南山にある高さ10m、幅30mの岩とその周辺にある岩に様々な姿で彫刻されていることから「磨崖彫像群」と呼ばれるようになったという。


『慶州で2000年を歩く』で武井氏によると、679年に完成した四天王寺は薬師寺式、685年に完成した望徳寺も薬師寺式で四天王寺の南山寄りにあった。どちらの双塔も木塔だったらしい。当時慶州は皇龍寺の九層木塔や芬皇寺の七層模磚塔だけでなく、七層の木塔が多数そびえていたらしい。


その隣の岩の浮彫が仁王さんらしいよ
う~ん、全然わからんね

左の岩には下の方に僧が坐っている。その前に置かれた仏か菩薩の立像はこれらの浮彫とは別のものだろう。
さっきお寺でタップゴルの場所を聞いた時にいた坊さんがやってきていろいろ話しかけてくれるのだが、全然わからない。その内にたくさんの学生たちが集まってきて、坊さんが説明をはじめた。





花郎橋のところでまっすぐな道となったが、どこが統一殿かわからず、建物があるたびに迷った。結構走ってやっと着いた統一殿は広い駐車場や休憩所などがあるところだったが、案内所はなかった。
同じ道を引き返し、花郎橋まで来た。
広い道を通ろう
右側を走行していたが、7号線に出ると両側に自転車道があったので、道路の左側の自転車道を通った。来る時はなかなか渡れなかった道路との交差点も、信号があったので命を賭けずに渡ることができた。
詳しくは慶州南山、塔谷磨崖群の東面はにぎやか、慶州南山、塔谷の東面上部は山東省の影響? 、慶州南山、塔谷(タップゴル 탑골)磨崖群の南面には僧侶が3人、慶州南山、塔谷(タップゴル 탑골)磨崖群の北面と西面 へ
※参考文献
「慶州で2000年を歩く」(武井一 2003年 桐書房)