漢拏山は、ガイドブックによってはハルラ山だったり、ハンラ山だったりする。どちらが正しいのか、キムさんの発音を注意して聞いていた。その結果、おっちゃんとの共通見解は「ハッラ山」だった。
ウェドルゲは一転して人気のない観光地だった。ここでもデコポンによく似た済州島特産のみかんを売っているが、観光客向けなので高い、11:36。
キムさんと「ウェドルゲが見たい」などと話をしていても、おっちゃんは何のことかわかっていなかった。では、私はここで待っていますから見てきて下さい
キムさんと分かれて少し歩くと海が見えてきた。しかしそこにはまだウェドルゲは見えていない。
これがウェドルゲか?
違う
ウェドルゲって何や?
見たらわかる
これがウェドルゲか、なるほど島やろか?
いや、向こうで続いとるようや
あちこちで小規模に浸食が進んでいるみたい。
歩いていると少しずつウェドルゲの見え方が変わっていって、岩が浸食されたところや残ったところなども見えてくる。こちらの白い浜はくりっと円に近い形にえぐられている。
沖に蚊島とその横に小さな尖った岩。向こうの岩も浸食されている。こちらと同じようにくりっとえぐられているところがある。ウェドルゲが少しずつ隠れてきた。
柵があってここまでしか行けない。ここからはウェドルゲがどれかわからないくらい隠れてしまった。
反対側は洞窟のような穴がいくつかあるらしかった。海岸に洞窟ができて、それが大きくなって崖の上まで達し、少しずつえぐられていって、残った岩がウェドルゲということ?
そうやろ
戻るとキムさんが驚いた。もうまわってきたんですか?こんなに早く歩いた人はいませんでしたよ、
12:06。