シャンルウルファを出て約1時間、D875線でアドゥヤマンの町へと向かう途中にユーフラート(ユーフラテス)川を渡った。
地図でみると、カラババ橋 Karababa köprüsüという橋らしい。
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渡ったところで写真ストップ。
上流側。右カーブして6㎞ほどでアタチュルク・ダムがある。
周りの山からは想像できないようなきれいな水。
下流側。ゆったりと流れていく。
ダムから流れているとはいっても、大陸の川という感じ。
道端につくりもののような花がさいていた。
ルリタマアザミ キク科 Echinops ritro
栽培種とちがって色が淡い。ここにはこの花だけが咲いていた。
30分後にはアタチュルク・ダムの一部が見えた。その後右折してD360線へ。
20分ほどでアドゥヤマンを通過。
大きくはないが、この地方では一番の町だろう。
走っている内に白っぽい三角の山頂が山の間から見えるようになってきた。
ネムルート山です
ここからは、道路がカーブするたびに首を右に向けたり、左に向けたりしてネムルート山を探した。
やっとネムルート山がはっきりと姿を表した。頂上は石を積んでいるので、山肌と色が違っていて目立つ。見間違えない山容だ。
ネムルート山に着くまでにジェンデレ橋 Cendere köprüsüがあるはず。
『地球の歩き方E03』は、ユーフラテス川の支流であるジェンデレ川にかかる橋。200年頃ローマのセプティミウス皇帝(193-211)のために建設された。巨大な石材は10㎞近くもの距離を運ばれてきたらしいという。
せっかくなので、寄り道してでも見たいなあ。
その内に結構広い川が現れ、向こうに長い橋が架かっているのが見えた。アーチを連ねた橋で、古そうだったが、同書に掲載されている橋とは全然違う。
その後どんどん山道になってきて、道路工事の関係もあって時間がかかり、やっとカラダット Karadut村のホテルに到着、17時15分。
すぐには客室には入らず、テラスでチャイを飲んだ。
テラスからは登ってきた手前の山や、遠くに聳えていた岩山が一望できた。
小型のバスに分乗してネムルート山を目指した。運転手は慣れているので、カーブの続く山道をかなりのスピードで走っていく。
山の頂上は、近づくと見えにくくなる。首を伸ばしながら、ネムルート山を追いかけていた。
※参考文献
「地球の歩き方E03 イスタンブールとトルコの大地」(11-12年版 ダイヤモンド社)