岩場を越えたら松林に出た。その向こうに広がっているのは南山の東側の景色。






赤服は上側をさっさと通ったけど、危ないから下を通るからね
ロープに頼ったら危ないよ
そういえば、我々も若い頃は上の岩場でも平気でした。かな?


シンソナム 신선암
え、七仏庵より先に神仙庵があるの?振り向くと磨崖仏が見えた。通り過ぎる時は気がつかなかったなあ。
説明板によると、この仏像は七仏庵の上に広がっている絶壁の上に彫刻されており、まるで雲の上に坐っているかのように見える。頭に三面宝冠をかぶっている点から、菩薩像であることがわかる。右手には花枝を持ち、左手は胸あたりまで上げている。八角形台座の下のほうに法衣が垂れ下がっており、右足は下のほうに向けられ、その下を蓮の花が支えている。左足は遊戯坐をしており、このような姿は珍しい。さらにその下は悠然とわいてくる雲を表現している。
仏像の高さは1.4mで、統一新羅時代の8世紀後半のものと思われるという。
こんな危険なところによく造ったものだ。仏像を浮彫しただけでなく、上部に屋根か庇状のものを付けていたと思われる凹みがある。そして現代のお供えも置いてある。


磨崖菩薩像については慶州南山、神仙庵の磨崖菩薩像と同じ坐り方は法隆寺壁画へ