お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2008年7月13日日曜日

7日目-1 済州島観光はまずトケビ道路から


朝目が覚めると相変わらずのいい天気。しかし、今日がどんな日になるかはおっちゃんの体調次第だった。
朝まで眠り続けたおっちゃんが目を覚ましたので、昨日ホテルで買ったパンや、コンビニで買った牛乳、野菜ジュースなどを食べる。
だいぶましになりました。今日どうするか、しばらく休んでからきめます
これでは今日の予定が立てられない。

8時を過ぎた頃に、ようやくおっちゃんがベッドで身を起こした。
もう大丈夫そうです。今日はどこを見に行くか決めましょう
えー、まず、明日の日程が一日で回れるかフロントで聞いてくる
エレベータに乗り込んできたのは日本人の夫婦。1階で降りると玄関へ向かっていった。タクシーで回るんやね。

今日これからタクシーで一日観光したいんですが、この日程は一日で回れますか?
無理ですね。2日に分けた方がいいですね。でも、どこを回るかよりも、まだタクシーがあるかどうかを向こうのベルボーイに確認して下さい。日本だけでなく、今日から韓国でも連休ですからねえ
やっぱり。旅行前にも少々不安だったのだ。

タクシーで今日明日観光したいんですが、もうタクシーはありませんか?
大丈夫ですよ。今からだと8時半は無理ですが、9時出発ということで、9時に玄関に来て下さい。行き先は運転手と相談して下さい
ラッキー!

9時から済州島の南部を観光することにしたよ
おっちゃんには悪いが、ガイドブックさえ見ていないおっちゃんと行き先を選んでいるヒマはない。
9時前に玄関に行くと日本語のできる運転手、キムさんが大きなタクシーで来ていた。
今日は済州島の南側、明日は東側をお願いします。1100道路を通ってもらいたいんですが
1100道路は西側で漢拏山に一番近い道路なので、その最高地点に行けば漢拏山が近くに見えるだろう。  では、さわやかな済州島の観光出発! 走り出すとすぐに郊外に出た。 ここはトケビ道路といいます。このあたりの100mほどにだけある現象があります
キムさんは道路の西側の駐車場にタクシーを駐め、道路に歩いていった。特に指定しなくても済州島の観光はまず1100のトケビ道路から始まるらしかった。
坂を下ってみて下さい。どうですか、足が重いでしょ?
確かに登りの時に感じる重さだ。
今度は上ってみて下さい。足が軽いでしょ?
本当に軽い。下っているみたいだ。車で試している人たちもいる。
これは目の錯覚です  あ、ペットボトルを上に向かって転がしている。上り坂をペットボトルが登っていく。目の錯覚と言われてもどうもよくわからない。 今度はタクシーに乗って上り坂を下り、下り坂を登ってみた。周辺を見渡しても、ほかのところとどう違うのか全くわからなかった。 1100道路を南へ。段々標高が高くなっていくが、漢拏山が見えない。 あれが漢拏山ですか?
漢拏山は海岸部からしか見えません。見える山はすべて漢拏山の寄生火山です。漢拏山には寄生火山が300あります  峠に近いところに来ても、漢拏山は全く見えず、見えるのは近くの山々だけだった。
この道路が何故1100道路と呼ばれているかというと、最高地点が標高1.100mだからです
確かにだいぶ標高が上がってきたことが、木々の葉が出ていないことでわかる。  登りは割合まっすぐな道だったが、下りはカーブの多い道となった。日本では山岳道路はおっちゃんが運転して通ることがほとんどで、カーブの度にミラーを見て対向車が来ているかどうかを知らせなければならないが、このように運転手にまかせて風景だけを楽しんでいればよいというのは非常に楽なことだった。