キジル石窟を見学後、ムザルト河の橋は渡らず北側の山を越えて天山神秘大峡谷へ向かった。道はすぐに平らな土地に出た。そしてまたすごい山々が見えてくるのだった。

そして、塩水渓谷で見たポタラ宮と名付けられた一風変わった山と似た形の山が左に見えてきて、だんだんと河に近づいていった。


それが天山神秘大峡谷だったが、その前に駐車場や門などがあるので、何かのテーマパークかと思った。



翌日スバシ仏寺遺跡に行くと、大きな河のそばにあった。これは昨日見たクチャ河の下流になるのだろうと思った。見学したのは西伽藍の方で、東伽藍は対岸にあり、仏塔などが小さく見えている。

スバシ仏寺遺跡は広大な寺院址で、グーグルアースで真上から見ると、1つ1つの建物がよくわかる。西伽藍もよくわかる。
遺跡を見ながら上流のオアシスが気になった。グーグルアースで見ると思ったより大きなオアシスだった。そしてクチャ河は色が同じなのでわかりにくいが、このオアシスの果てるところで右側の山と左側の山の間を左の方に曲がっている。この山々がやはり昨日見たチャールタグの続きになることがわかった。


近くにはクズルガハ石窟があるはずだ。見学したかったが、扉の鍵をキジル石窟で保管しているので、急に言ってもだめだった。せめてどのあたりかを確かめたいと、付近を見渡すと、人工的に作ったものが見えてきた。これはヤルダン地形を利用したかのようなもので、民家ではなく石窟だろう。

