スルタンアフメット廟を出て、ヒポドロームに沿って歩いていると、ペットボトルの水を売っていた。それは凍らせたもので、強のような暑い日には有り難い。1本1TL、これがトルコの水の相場だった。
アヤソフィアの南西角は道が複雑に交差している。
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木陰を歩いていると、アヤソフィアから大量の観光客が出てきた。午前中の人の少ない時に見学しておいて良かった。
イスタンブール考古学博物館へはこの坂を下っていく。トラムヴァイなら1駅だが歩くことにした。するとトラムヴァイはこれ見よがしに通り過ぎて行った。
振り返ると次のトラムヴァイがやって来た。
ここからもスルタンアフメット・ジャーミイのミナレットは4本だけしか見えない。
歩いていると良いこともある。坂の途中でドンドルマ売りの実演をやっている店があった。
ドンドルマはトルコのアイスクリームで、植物の根からとったデンプンを入れるので、粘りがつよく、落ちそうで落ちない。おっちゃんにコーンを持たせた店員は、棒の先に付けたドンドルマを、うまくそのコーンに入れたかと思うと、コーンごと宙に浮かせたり、いろんなパフォーマンスを見せてくれた。
ちょうどデザートを食べていなかったので、ドンドルマを食べることにした。
いくら?
店員は奥を指さした。入っていくと店主がいた。
幾つ?
1つ
7TL
7TL(350円強)は高いと思ったが、実演も見られたしええか。後日現地ガイドにその話をすると、かなりぼられたねという顔をして、トルコではMADOという全国チェーンのアイスクリームの店があります。そこなら値段が書いてあるので安心ですと言った。
この坂道もすっかり新しい店が多くなった。両替店を見つけたので、TLに替えると、やっぱり空港よりも良かった。
線路の反対側には円い窓のたくさんある小さなモスク。やっぱりロンデル窓になっていた。
この建物はどのようにしてドームを架構しているのだろう。
坂が左カーブしたところにトプカプ宮殿の城壁があった。イスタンブール考古学博物館は、トプカプ宮殿にくっつくようにあるので、この門を入っていく。
ギュルハネ公園(Gülhane Parki)への入口と間違えそうになったが、考古学博物館はこちらから。
ここから登り坂となり、右手に城壁がある。あれ、車が通行止め?16年前はタクシーで入口まで行ったけど。
右カーブして入口は左側にあった、10TL。
まずオリエント館があるが、それは後回し。右に曲がると建物の隅に「涙の円柱」があった。これはイエレバタン地下貯水池(Yerebatan Sarnici 何故か日本では地下宮殿と呼ばれている)にもあった。
すぐに左に曲がる。考古学博物館は長~い建物だ。こちらの円柱は涙のような文様ではなく、等間隔に四角い穴を穿ったという感じ。
赤い大きな石棺が並んでいる。
博物館の建物は折れても続く。その前にはまた別の装飾の円柱。ちょっち変わった円柱が展示してある。
左手にチニリキョスク(陶磁博物館)があるが、まずは考古学博物館へ。