ガラタ塔に着いたらエレベータ待ちの客が列を作っていた。
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エレベータは10TL。
やっと順番が来てエレベータで上がるとそこからは長い螺旋階段になっていた。
その階段を登りきったところでまず休憩、暑いので喉が渇いた。
空席があるのだが、誰でも窓際に坐りたい。窓際はほぼ埋まっていたので空いたテーブルに坐ったが、そこは日の当たる席で、窓ガラスは開かず、非常に暑かった。
おっちゃんはチェリージュースを、私はオレンジジュースにした。
日本風に構えていると、出てきたジュースは冷えておらず、氷も入っていなかったので、ぬる~いジュースを飲むこととなった。
やっと重い腰をあげて外に出ると、狭く、あまり頑丈とは思えないバルコニーが塔を一巡していた。
まず見えたのはこんな建物群。金角湾近くの新市街だった。
金角湾 Haliç の奥がガラタ塔から見えるのではないか、そう予想していたので、早く見たい。
前の人の後をついて、反時計回りに進んでいくが、特に決まりはないらしく、時々反対回りをする人もいた。立ち止まって風景を楽しんでいる人の後ろをすり抜けるだけでも大変なのに、その上に反対側からやってきたりして、ちょっとした渋滞があちこちで起きていた。
ところが、期待に反して金角湾の先は右カーブしているので、新市街側に隠れて見えなかった。
金角湾の続き。見えているのはアタチュルク橋(しかし、イスタンブールの観光案内所でもらった地図にはUnkapani Köprüsüとある)。旧市街の尾根?沿いにモスクが並んでいる。
ここで下の街を見下ろすと、万国旗が風に舞っていた。何か催しがあるのかな。
続いて先ほど通ったガラタ橋。やっと馴染みのモスクなどがわかってきた。
右にスレイマニエ・ジャーミイ、リュステム・パシャ・ジャーミイは左下で切れてしまった。左端のタワーは近年建てられたものだと思うが、どのガイドブックにも載っていない。
ガラタ塔のたもとにムスル・チャルシュス Misir Çarşisi の右腕の短いT字形の建物が見えた。小さなドームが入口に3つ。隣のイエニ・ジャーミイ Yeni Çamii を運営するために造られた。イエニ・ジャーミイの方は1663年完成で、スルタンアフメット・ジャーミイに似た外観だ。
その奥のドームは大きいが、半ドームの全くないモスクは名前がわからない。