お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2012年2月6日月曜日

3日目1 アクダマル島へ

やっとゆっくりと起きられる朝となった。早速朝食会場へ。

パンは2種類。あれこれ並ぶテーブルに蜂の巣発見。
16年前、イスタンブールのスイソテルで、ツアー用の朝食会場ではなく、一般客用の立派なレストランに間違えて入ってしまった。その時に大テーブルの盆の上に大きな蜂の巣が積み重ねられていた。そこから蜜が流れ出ているのを見て、場所は違うが「乳と蜜の流れる地」という言葉が思い浮かんだものだった。
とりあえず、あれこれ取ってテーブルに置いた。いざ食べようとしたその時、我々の食べるところではないことに気がついた。添乗員を捜して説明すると、「ホテルの人には私から説明しておきますから大丈夫ですよ。そこで食べてきて下さい」そう言ってもらったので、戻って食事を始めたが、なにやら居心地が悪く、その蜂の巣を取りに行くことができなかった。
蜂の巣とはそういう因縁があるので、どこかでリベンジしたいと思っていた。今日こそ食べるぞ!
蜂の巣をしっかりととってくる。手前の皿の右端が蜂の巣。
右の皿はジャム。トルコのジャムはフルーツをつぶさずに煮込む。
朝の飲み物にアイランはなく、牛乳。そしてチャイ、チャイは濃く出してお湯で薄めるのがトルコ風。
蜂の巣ごとハチミツをパンに塗り口に運ぶ。そして濃いめのチャイ(お湯で薄めないのが私の好み)を飲む。蜂の巣は咀嚼していると口の中で集まってくるが、チャイで溶けてしまった。
これだけで満腹なのに菓子パンをおっちゃんがとってきた。朝から大食いになってしまった。
ホテルを出発、昨日通ったD300号線を走る。
アクダマル島は左下のD300という文字の少し上にある小さな点のようなものです。

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中央分離帯に大きな白いネコの像。トルコでは街のシンボルがこのようにモニュメントとして置かれている。ヴァンのシンボルはヴァンネコ、目の色が左右で違う珍しいネコらしい。
今日も快晴。湖岸に近づいたり離れたりを繰り返しながら走っていく。
ヴァン湖の対岸に高い山々が見えだした。牛の放牧も行われている。羊は同じ種類の群だが、牛は色とりどり。
ここで道路は2つに分かれる。左のD975号線を行けばイランとの国境に出るという。
そういえば昨日はヴァン湖に向かう道中にKさんが、あれはイランのトラックですとか、イランの観光バスですとか言っていた。この道から来ていたのか。
我々は右へ道なりに進む。
あの歩道橋のあるところがアクダマル島への渡し船の船着き場。
今日は渋滞もなく、1時間でここまで来た。
見る方向が違うので、昨日とは島の雰囲気がかなり違う。
せっかくなので2階の席に陣取った。乗客は我々だけではなく、トルコ人たちは下の階のガラス張りの席に坐っていた。
船が進んでいくと、西側に雪を残した山々が見えて来た。きっと昨日あの山々の向こう側を通ってきたのだろう。
東南側は雪山は一つだけ。この辺りの高い山はどれも火山らしい。
ということは、この琵琶湖の5~6倍もあるヴァン湖が火口湖?
ヴァン湖は西にあるネムルート山から出た溶岩が出口を塞いでできた湖です。深いところで450m、この辺りは250mくらいです。
塩湖ですが、死海ほど塩分は強くありません。ですから魚も棲んでいます。お昼にその魚を食べましょう
ネムルート山は昨日見えた標高2948mの山。
島に近づいて教会の近くに船が停まった。
20分ほどでアクダマル島に到着。
教会を囲む木々はアーモンドらしい。もう少し早くくるとサクラのような花のお花見ができたとか。