お知らせ

イラン・フランス南西部のオクシタニー地方の旅行記に続いて、南イタリアの旅に入りました。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2013年7月31日水曜日

ペロポネソス半島2 コリントス遺跡1 グラウケの泉と神殿址


コリントス運河から古代コリントス遺跡へと向かう。

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あれがアクロコリントスのある山では。
高速道からはかなり前から見えていた、孤立した岩塊のような山をそう予測していた。

コリントス運河を離れて、また高速道の本線E94に戻ると、その岩山はどんどん大きさを増してきた。
高速を下りてコリントスの町の狭い通りをあっちへ行ったりこっちへ曲がったりして、古代コリントス遺跡に到着した。

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切符売り場からすぐに内部に入ると、①アポロン神殿よりも⑬グラウケの泉が間近にあったので、1時間という制限時間もあって、近いものから見ていくことにした。
切石を積み上げたのではなく、岩を刳り抜いてつくられたようなものだった。
説明板にはヘレニズム期とローマ期の平面図があったが、この岩塊から想像するのは困難だ。
1:階段、2:前室、3:引き込み槽、4:貯水槽
北側から見ると、やっと上図が理解できた。短いが付け柱を含めて5本の角柱の並ぶ2:前室は、1:階段の上にあったらしい。
そして、木で補強された箇所もある四角い2つの仕切りは、4:貯水槽の内の2つということだ。
ヘレニズム期の泉。7:水位、8:内部の列柱
ローマ時代の泉。5:外部列柱、6:前室のテラス、7:水位、8:内側の列柱
西側から眺める。奥にはアポロン神殿が見えている。
右側が泉源で、そこから岩塊へと水が引き込まれていた跡。
こういうことだったのだ。
南側から見ると、グラウケの泉のこちら側に13:ヘラ神殿址らしき遺構も見えたが、上図のような立派な列柱廊に囲まれた神殿があったとは思えない。


ペロポネソス半島1 コリントス運河←   →コリントス遺跡2 博物館1

コリントス遺跡5 神殿E(オクタビアヌスの神殿)
コリントス遺跡4 博物館3
コリントス遺跡3 博物館2
コリントス遺跡2 博物館1
コリントス遺跡1 グラウケの泉と神殿址

※参考文献
「CORINTHIA-ARGOLIDA」 Elsi Spathari 2010年 ESPEROS EDITIONS