お知らせ
イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。
詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。
2016年7月7日木曜日
イシク・クル湖でクルーズ
チョン・ケミン渓谷を出て、イシク・クル湖北岸へ向かう。
A365号線に戻って東進していると、左側に不思議な崖が続くようになった。
ちょうど良いところを写すことができなかったが、まるで、新疆ウイグル自治区のクチャからキジル石窟に向かう道の両側に広がっていたヤルダンのようだった。
風が強い地域なのかな。
線路の向こうで蛇行していた川が、いつの間にか直進するようになった。右の山もややヤルダンぽい。
川幅が広くなってきて、
気付くとイシク・クル湖と南側の山脈テルスケイ・アラトーの白い峰々が見えていた。
左側に迫っていた崖も遠のき、クンゲイ・アラトーの白い山々を望むことができるようになっていた。
ただ、街路樹が並んでいるので、双方の景色がずっと眺められるということはない。
右(南)側が開けてきた。
間もなく港に到着。クルーズに出発。
船は左周りで出て行く。浜辺でくつろぐ人たち
ぐるりと方向を変え、長い浜辺の傍を通りながら、沖?へと向かう。
大勢の避暑に来ている人々はキルギス人かな。中央アジアでは標高が高く、緑に恵まれているキルギスだが、夏になると一月休暇をとって、イシク・クル湖周辺で過ごすという。
イシク・クル湖に小さな流れが土砂を運び、ちょっとした扇状地になっている。
イシク・クル湖には流れ込む川はたくさんあるが、出て行く川がない。その為か塩湖でもある。
添乗員金子氏の旅日記によると、世界第2の大きさを誇る塩湖。長さ182㎞(東西)、幅60㎞(南北)、琵琶湖の9倍。最大深度は668m、標高は1606mという高地にある。
標高が高く、冬季は玄関の気候であるが、夏の水温は20度、冬の水温は3度程度ある。塩分濃度が比較的低いにも拘わらず、冬でも湖面は凍らない。原因は不明だが、これは湖底から温泉が湧き出ているためという説があるという。
沖に出て行くと、水平線と高山しか目に入らない。そしてテルスケイ・アラトーの山容は徐々に姿を変えていく。
果たして7000m級の峰は見えているのだろうか。
透明度は世界一はバイカル湖だが、2位はイシク・クル湖、摩周湖、タホ湖など諸説あるという。
透明度は20mあるということで、日本の硬貨で試した人がいた。私も見ていたが、すぐに見えなくなってしまった。今は雪解けの水が大量に流れ込んでいる時期なので、氷河が削った岩石の粉などを水が運んで来て、濁っているのでは。
冬に来ると透明度が高いかも。
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※参考文献
Rarity社のイシク・クル湖地図