お知らせ

中央アジア各国そしてイラン旅行記が完成し、フランス南西部のオクシタニー地方の旅に入りました。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2018年1月25日木曜日

マスーレ村


アスタラからアルボルズ山脈のマスーレ村を見学してバンダレ・アンザリーへ。
水田地帯はずっと続いた。
カスピ海へと流れる小川はあるが、海は見えない。
イランではこういう乗り方は普通。
新しいアパート群が見えてきた。郊外のこのようなアパートは、低所得者向けに前大統領のアフマディネジャド氏が建てたのだという。
どんどん内陸へと向かっていった。

ファウマンという町に入ると、このような菓子屋がずらりと並んでいた。
その内の一つ。
クルーチェと呼ばれるこの町の名物菓子を作る過程を見学した後試食。おいしかったが、買う時間がなく出発。
ファウマンを過ぎて、茶畑が現れ、それが過ぎると緩やかな上り坂に。
段々と渓谷の景色に変わっていき、
やがて大型バスが入れない地点で降車。あとは徒歩でマスーレ村へ。
村に着くまでは、山草を楽しみながらの歩き。
マスーレ村は標高1000mくらいの山の斜面にある家屋の密集する集落。
Google Earthより
雨の多い地域なのに平屋根の家々。その理由は、傾斜がきついので下の家の屋上が上の家の通路になっているというが、遠望した限りではわからない。
樹木の茂る山あいの集落なので、木材を使った家が目立つ。中には方形屋根の家も。
バルコニー付きの家も多い。
村の中へ入っていく。
ほぼ傾斜のある狭い通路。
この下も住宅になっているというのは、あまり実感できないのだが、
谷側を向くと、なるほど。下の家の煙突が出ているだけで、柵などはない。
庭といっても植物を栽培しているのではないが、何か作業をするのに必要な空間なのかも。
この二階建ての建物の上にも煙突が並び、奥にも二階建ての建物がある。
ここで昼食となった。
メインは牛肉の串焼き、キャバーブ

食後マスーレ村の散策再開。小鳥のさえずりとアザーンが聞こえてきた。
アザーンは、右下のドームとドゥー・ミナーレ(2本のミナレット)のある建物、イマームザーデ・アウン・イブン・アリー廟が発していた。村のモスクも兼ねているのだそう。
ドームの傍に人がいるのが見えるので、できれば行ってみたい。
金曜日はイスラームの休日のため、イラン人の観光客で賑わっている。
左の緩い坂を進んでいくと、右側の建物の屋上と同じ高さになるが、手前の手すりのある階段を降りていくと、
ドームの方に行けるようだが、
我々はレザーさんに連れられて上の方へ。
天幕の掛かった通路に沿って商店がならんでいる。ここはハーブ屋
確かに道沿いの商店街の上、更に上にも通路と店舗が並んでいるが、問題はどこから上に行けるかだ。
本屋も。
その先で上層に通じる階段と、やや下り気味の通路に分かれている。
おそらくこの階段を降りると、ドームのある墓廟に近づけるだろう。
窓に取り付ける組子の工房
木製のバルコニーが並ぶ辺りで自由時間に。


モスクに降りるのは少し早いので、人気のない上の方をぷらぷら。
土産物屋もなく、木材と土壁の住宅が立ち並んでいる。目の前の煙突は、自分が下の家屋の平屋根の上にいたことを証明するものである。
この層を東へ東へと向かって来てしまった。
下層の切れ込んだところは、その下のおうちの庭のよう。
更に歩いて行くと、まだまだ階段があって上の層に行けそうだが、この辺りで引き返そう。

西の方は鄙びた家が並んでいるが、人は住んでいないのかな。
小さな谷を挟んで西の方にも村がある。どこまで行けるだろうか。
尖頭アーチの門の頂点を木で支えている。ここはもう人は住んでいないみたいだが、もっと上に新しそうな住宅がある。
買い物を終えた村の女性たち。
下を見下ろすと、先ほどのドームとドゥー・ミナーレが見えた。
更に向こうには観光客がいる。下まで下りずにこの層を伝って行ってみよう。

高い層を西へと移動してみる。
土壁と組子などの木材が鄙びて良い雰囲気。
観光客がいないので静かだが、人が住んでいる気配もない。
通路沿いに扉があるが、一つの扉が一軒の家になっているのかな。
西へ行くと修復された家並みになった。
通路の上に部屋が造られていたりする。
土産物屋やカフェがあるところには観光客がいる。
話を聞いただけでは、もっと急峻な崖に詰め詰めで家屋が重なっている集落を想像していたが、思ったよりも緩やかで、通路も広い。この下も家屋がある。
通りがかりの人が目立たない階段を上っていくのを見て付いていったら、ドゥー・ミナーレよりもずいぶん高い位置に来てしまった。おまけに集合場所は川の向こうだ。
商店の敷地にある階段を降りて、
なんとかドゥー・ミナーレの近くに来ることができた。
階段からドームの方に近づき、
とりあえずその周囲を巡る。
左端の黄色い両手は、イランのあちこちで見かける喜捨の箱。

ドームからは数分で集合場所に。改めてマスーレ村を見上げる。
マスーレ村で見た花はこちら

その後アンザリーへ。やっとカスピ海が見えた。
そしてアンザリー港(バンダレ・アンザリー)へ。
観光客を乗せて港を巡るモーターボートも。
その後魚市場へ。この日は金曜なので基本的に休業日だが、開いている店もあった。
こちらは干物屋
ソロバンがある!

郊外のセフィード・ケナル・ホテルへ。
ホテルの裏はカスピ海。車で来ている人たちも。
コンクリートの桟橋は、浜との接合部が壊れていて行くことはできない。
夕食はいつものようにどっさり盛られたサラダにスープ。
奥にあるのは魚市場で買ってもらったコイのカラスミ。日本のものよりも柔らかめだが、ご飯と共に戴きました。
米も市場で買ってもらった燻製香り米(バスマティ米)。
デザートのアイスクリームとサクランボ。
広い部屋はカスピ海側。
シャワーは穴あきスリッパを履いて。

     アスタラの朝散歩でコブウシ発見← →サミラン砦

関連項目
アスタラ、マスーレ村とアンザリーで見た花