後日北京で胡同巡りをした。ガイドの高さんが、胡同は狭い通りという意味です。元の時代からあります。胡同に沿って四合院の住宅が並んでいます。胡同はどんどん取り壊されています。見学するなら今の内ですと言っていた。我々が行ったのは、前海と后海の間にかかる銀錠橋を中心に巡るコースだった。

午海の周囲は散歩道として整備されている。






今回の旅行で各地で四合院を見学して以来、あることが頭を離れなかった。それは、中近東の中庭を取り囲んだ形式の家屋だった。中庭に面した北側の部屋は、冬に光が差し込んで暖かく、南側の部屋は夏に暑い日差しが入らないので、季節によって部屋を変えるというようなことを聞いたことがあった。中庭のある住宅はメソポタミアあたりが起源という。
それでこの家の人に聞いてみた「中庭を取り囲んで四方に部屋があるというのは、夏は暑いので日の入らない南側で過ごし、冬は日が入って暖かい北側の部屋で過ごすためですか?」
しかし、返ってきた答えは全く違っていた。中国は男尊女卑だったので、太陽の昇る東は男の部屋と決まっています、では女の部屋は西側ですね。そうです。でも西日が入るのでは?

実際に人が住んでいる四合院なので、写真は撮りにくかった。建物が中庭を取り囲む様子を1枚も撮っていないなんて。


「新個人旅行08-09 北京」 2007年 昭文社