アギア・ソフィア大聖堂は、1453年にコンスタンティノープルを陥落したメフメットⅡによって、すくせにモスクに替えられたために、イスラームのものが付け加えられた。
マッカの方向を示すミフラーブが後陣正面からややずれて置かれている。
これがミフラーブ。キリスト教聖堂の後陣の方向と、イスタンブールからのマッカの方向がたいして違わなかったのは建物として幸運だった。
ステンドグラスもやっぱりオスマン朝になってから。アラビア文字が入っている。
左エクセドラにはこんなものが。イスラームのものだと思うが、何か不明。
そしてミンバル。繊細な幾何学文が施されている。
その上にはアラビア文字で書かれた大きな円盤。ラクダの皮製とか(『アヤソフィア』より)。
私が見たいものの一つが階上廊のエクセドラに並ぶ列柱の間のアーチ部分。アーチの下側に唐草文のモザイクがあるという。何となく見えている。
細いがアカンサス唐草のようだ。アーチのこちら側は大理石の切石モザイク?。
※参考文献
「世界歴史の旅 ビザンティン」(益田朋幸 2004年 山川出版社)
「アヤソフィア」(A Rutizm Yayinlari Ltd.Sti)