お知らせ

イスタンブールを旅してきました。目的は、ミマール・シナン(正しい発音はスィナン)の建てたモスクやメドレセ・ハマムなどや、ビザンティン帝国時代の聖堂の見学でした。でも、修復中のものもあり、外観すら望めないところも多く・・・ 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2011年2月15日火曜日

11-1 ローマからフランクフルトへ1

ローマからの帰りはフランクフルト経由だった。フィウミチーノ(Fiumicino)空港は海に近い。ローマの港オスティア・アンティーカ(Ostia Antica)はどこだろうとバスから眺めていたが、わからないままに空港まで来てしまった。グーグルアースで空港の近くだということがわかった。

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飛び立つと海岸に沿って飛んでいく。
飛び立って5分もすると火口湖のような湖が見えてきた。ブラッチャーノ湖(Lago di Bracciano)、湖のそば(西)の町はブラッチャーノ、少し離れてマンツィアーナ(Manziana)。東の彼方には白い雲だけでなく、雪山が。湖は他にもあった。
地中海の海岸線を北上するのかと思ったら、内陸部へと飛んでいった。

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イタリアの細長い国土の背骨のようなアペニン山脈(Appennino centrale)の峰々。 晩秋の旅は、イタリアでは雨期にあたり、よく雨が降ったので、高い山々では雪になったのだろう。
また湖。右手(湖の南東)の火口跡のようなものをグーグルアースで探すと、ボルセーナ湖(Lago di Bolsena)だった。火口跡の縁にある町はモンテフィアスコーネ(Montefiascone)。点々と続く湖を目印に飛んでいるようだ。 
次に見えてきた湖は、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)。三角形の小さな島はポルヴェーゼ(Isola Polvese)、左(北)の突き出た岬はモンテ・デル・ラーゴ(Monte del Lago)。
イタリアで最も豊かと言われるトスカーナ地方を斜めに横切っているようだ。そのトスカーナはフィレンツェからローマまでバスで通った。なだらかな丘陵地帯で、丘の上に小さな町があったりした。麦の収穫は終わり、紅葉もまあまあだった。晴れたり、雨が降ったりとめまぐるしく天候は変わったが、見飽きない景色だった。
山脈に近づいてきた。その前ののっぺりと雪を被った山が他の山々と違っていて特徴的だが、グーグルアースのように上から見るのと、飛行機から見るのとでは山の形が違うのでわからない。
15分あまりでアドリア海が見えてきた。 左向こうの海岸に近い町はラヴェンナ(Ravenna)では?
ラヴェンナについてはこちら
やっぱりそうだった。初期キリスト教会がたくさん残っているので、何時かゆっくりと見て回りたい町だ。
飛び立って20分ほどでイタリア半島を横切ってアドリア海まで来たが、海上に出ることなく海岸線を右に見ながら北上。

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海岸線は陸と海というはっきりとした境目ではなくなってきた。潟や砂嘴が続いて複雑だった。
また長~い砂嘴が見えるなどと写真に撮った。帰国後、それはヴェネツィアの外側の砂嘴だと判明した。ヴェネツィア島や空港、そして、わかりにくいが、本土からヴェネツィア島と繋がる鉄道と道路も見えている。