お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2011年2月11日金曜日

10-2 夕食はテルミニ駅近くで

人がどんどん後ろから出てくるので、振り返るとメトロの駅があった。コロッセオ(Colosseo)からはC3というバスで移動するつもりだったが、バス停を探すのも面倒だから、メトロに乗ってしまおう。地下鉄B線でテルミニ駅(Termini)まで2駅。

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ローマ・パスは地下鉄の場合、改札はバーコードのところをタッチする。入って振り返るとコロッセオのライトアップが見える。
こんなところに落書きが!いや舗床モザイクだった。
やってきた列車は落書きだらけ。
テルミニ駅で降りて地上に上がると駅の南西角だった。
テルミニ駅付近もあまり治安は良くないという。遠回りになっても、大きな通りを歩いていこう。カヴール通(Via Cavour)を2区画歩いてプリンチペ・アメデオ通(Via Principe Amedeo)を右折。

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拍子抜けするくらいすぐにリストランテ・トゥディーニ・ガブリエレ・エ・トモコ(Ristorante Pizzeria Tudini Gariele & Tomoko)は見つかった。名前にもあるように奥さんが日本人なので、日本語が通じるというのがこの店を選んだ理由だった。自由行動はいろいろと気疲れするので、夕食くらいはストレスなしに食べたかった、6時23分。
入ると日本人客がパラパラといる程度だった。我々は右手の一番奥の2人席に通された。イタリアのレストランは中が複雑になってることがある。この店も中で二手に分かれていた。我々のテーブルのある空間は幅がせまかった。それでも2人用のテーブルが3つ並んでいる。その奥は関係者以外立入禁止になっていたので、邪魔になるリュックはロープの向こうに置かせてもらった、やれやれ。

ところがメニュを持ってきたのは、英語しかしゃべれない人だった。
トゥディーニのホームページから、食べたいものを選んで印刷して持ってきていた。その写真を店ながら、
Risotto alla pescatora speciale (海の幸のリゾット、写真はこちら
0ld menu
Griglia mista (4種類の肉のグリル、写真はこちら
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どうもホームページが更新していなくて、今はない料理ばかりらしい。メニュを開いて見ると、このような料理は少なくなり、ピッツァが多かった。しかし、ピッツァはお昼に食べたしなあ。

飲み物はアグア・ミネラルとビール(BIRRA PASTURANA)。このビール、我々の激安ツアーで入ったレストランのワイン1本分くらいの値段(17ユーロ)もした。
メニュの写真を撮らなかったので、選んだ料理の名前を忘れてしまった。

サラダ 
薄いクレープ状のものに野菜サラダが盛られ、上にチーズや薄いパンが載っている。
日本でイタリアンというと、野菜をたくさん使った料理という印象だが、イタリアに来て以来ほとんど野菜が出なかった。
四角い手打ち麺と書いてあったので、平たいものと思っていたら、切り口が四角でうどんのようだった。色も白くて、写真ではお皿とパスタの見分けがつくだろうかと思っていたのに、こんなに黄色く写ってしまった。
チーズソースと黒こしょうがかかっているだけのシンプルなものだったが、見た目からは想像できないモチモチした歯ごたえのしっかりしたパスタだった。
子羊のグリルルッコラ添え
子ヤギがなかったので子羊にした。
食事が終わると再びメニュを持ってきた。
コメ ドルチェ? Come dolce?
チーズを使ったケーキを頼むとないという。そしてケーキの並んだケースまで見に行って、チョコレートのものを頼んだ。美味しかったが、刻んだナッツがぎっしり詰まった重いケーキだった。
店に入った時は客は少なかったが、どんどん日本人がやってきて、中にはイタリア人の客も入っていた。そうなると給仕係は大忙しで、なかなか支払いができない。
手を挙げたら、次という身振りをして行ってしまう。
いつまでたっても来てくれないので、声に出して伝えようと後ろに置いたリュックを取って、電子辞典を取り出した。そして、「幾らですか?」を電子辞典で調べていると、EX-wordが
Il conto,per favore? イル コント ペル ファヴォーレ?
隣席のイタリア人がそれを聴き取って、Il conto per favoreと繰り返して大笑いしたのだった。
待っていると何時になるかわからないので、払いに行くことにした。リュックを持って立ち上がると、隣席のもう1人が、
Sayonara! サヨナラ 
Arrivederci! アリヴェデルチ
コの字形の隅からもう一つの隅に行くと階段があってトイレと地下の部屋があり、そこも結構客が入っていた。階段の近くにいた人に、
Il conto per favore?

ビールが高かったこともあって60数ユーロ払ったような気がする。サービス料込みの値段だったので、示された額を払って出た。

またカヴール通を通ってテルミニ駅へ。このトラムはポルタ・マッジョーレ広場(Piazza Porta Maggiore)のアーチ門を出たり入ったりする系統だろう。 
テルミニ駅は大きな駅で、地下にコナード(Conad)というスーパーがある。持っていた地図が間違っていて、なかなかたどり着けなかった。
ここのミネラルウォーターはすごく安かったので、滞在中に必要な分を買った。袋は有料なので日本から用意して持ってきた。
困ったことに、重い水をたくさん持っているのに、地下鉄の駅は遠かった。
ローマは治安が悪いという情報だったが、このように何事もなく自由行動ができた。ローマだけだったら、個人旅行ができそうだ。次回は城壁内に宿泊して、もっとゆったりと廻りたいものだ。
しかし、「私の知り合いがスリの集団に取り囲まれまして」という話も旅行中に聞いた。