お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2011年7月20日水曜日

1-2 イスタンブール到着

10分ほど早めに飛んでいたのに、やっと着陸したかと思うと、ボーディングブリッジから離れたところに止まってしまった5時35分。
えー、タラップを下りて例の幅広バスで空港の建物まで行くの?時間がかかりそう。6時30分の送迎バスに間に合うのかな~
外に出ると朝から暑い。空港の建物に入っても暑かった。どこも省エネやね。
入国手続き・両替などについては、JP-TR/日本-トルコの入国手続き及び到着ロビー等を参考にした。
入国審査を終わって進んでいくと真ん前に巨大な免税店!情報通りだった。どんなものが置いてあるのか興味はあったが時間がないのでパス。
免税店のおかげで荷物の受取場所がどこなのかわからない。右(東)方向に進むと一番端にあった。両替所も情報通りあちこちにあったので、荷物が出てくる前に用事がはかどった。
しかし、受け取ってからが問題だった。トルコ航空は珍しく航空券の再確認(リコンファーム)が必要なので、出国72時間前までに済ませるように旅行社から言われていたのだ。
その上、ホテルへの送迎バスは6時30分を逃すと30分待たないといけない。6時半に乗れそうなことの運びだったのに、荷物が出て来るのに時間がかかった。そしてスーツケースを受け取って出口まで結構距離があった。『地球の歩き方』にある国際線ターミナル図(下が北)よりも実際は東西に長かった。あせる、あせる。あせっていたのでこの間の写真は撮り損ねた。

リコンファームについて参考にしたサイトはこちら
YAHOO!トラベル旅の知恵袋のトルコ航空のリコンファームについての回答
Aliceの旅の記録のトルコ旅行記の1日目

出口からは国内線のある方向へ進み、エスカレータで2階の出発階に行くとトルコ航空のカウンターがあるらしいことがわかっていたので、エスカレータへと向かう。2階に着くと一番端(西)に確かにトルコ航空のカウンターがあった。 3つ程開いていたので、待つことなくEチケットを見せてリコンファームしてもらう。特にレシートはもらわなかったが、これで安心して旅行ができる。
しかし、
Eチケットの時代に、本当にリコンファームなど必要なのか
おっちゃんは繰り返すのだった。

6時半まであと5分
1階に下りてスーツケースを引っ張りながらターミナルの出口を探すが、どこもセキュリティチェックのある入口ばかりで、出口は閉じられている。ターミナルの東の端まで歩いてやっと出口があった。
出たところにホテルへの送迎バス乗り場があると思っていたのに、乗り場のマークがない。どうすれば良いのか?横断歩道を一つ渡ったところに小型のバスが並んでいた(上の図は『地球の歩き方』の図解に、実際の各乗り場を記憶の範囲で付け加えました)。
ちょうど別の送迎バスから降りてきた運転手に聞いた。
Wホテル?
此処で待て
ここで良いのかと思って振り返ると、別のホテルの名前の看板があった。それに6時30分の次は7時30分となっているではないか。30分毎とホテルのサイトで確認したのに、6時半を逃すと1時間待つことになるのか。
時計を見ると6時半を過ぎている。もう行ってしまったのでは?
あせって他の人に聞くと向こうだという。そこに行ってみると、ハワシュ(タクシム行きのバス)乗り場だった。また戻ってきてウロウロしていると、向こうのレーンのタクシー乗り場から運転手がやってきた。
タクシーに乗れと言うのだろうと、私は話を聞かなかったが、おっちゃんは聞いていた。

Wホテルはここで待てと言っている
親切な人だったのだ。
その内に最初にバスのことを聞いた運転手がやってきた。

Wホテル
とバスをさした。気に懸けてくれていたのだ。
そう言えば10分待てと言っとったなあ
早よ言うて!バスから数人の泊まり客が降りてきた。どうもホテルの出発が遅れていたらしい。
アタチュルク空港が24時間のハブ空港とはいえ、始発に乗る客は我々だけだった。6時40分に空港出発。
ホテルに近づくと高架の線路が現れた。駅もある。これがメトロだった。付近に住宅街がないので、人通りもなく閑散としている。電車もやって来ない。本当に開通しているの?

大きな地図で見る

ホテルに近づくと運転手は「ここは五つ星、こっちは四つ星」などという。Wホテルには五つ星の建物と四つ星の建物とがあり、我々は当然後者だった。
ホテルには5分もすると着いた。送迎バスに頼らず、タクシーで来ても大した額にはならなかっただろう。
飛行機から降りてホテルに着くまでに汗まみれになってしまったので、長袖のTシャツから半袖にトイレで着替えさせてもらい、荷物を預けた。これで身軽に観光できる。
ホテルから出るとDunya・・・Merkezi駅は見えていた。駅の名称はそれぞれ違っているが、付近の大型ショッピングセンターの名前などがついているらしい。メルケズはマーケットのようだ。
ホテルから徒歩3分では行かなかったと思う。更にホテルからは遠い側にしか駅の入口がなく、遠回りになった。
自動改札の左側(改札の中央)に駅の事務所があり、そこでジェトンを買おうと思ったら、駅員は(改札の右端)の自販機を指さした。ジェトンは2011年現在1.75TL。今日は一人5個ほどあれば充分なので、10個買おうと10TLを2枚用意した。しかし、札をどのように入れても自販機から返されてくる。
見かねた駅員が出てきて、自販機に札を縦半分に折って入れるとうまくいった。そんなことをしている内にメトロが来て乗客が降りてきた。
進行方向を向くと、右向こうにDünya Ticaret Merkeziという大きな郊外型のショッピングセンター、左に五つ星の方のWホテルが見えている。
3分ほどでメトロがやってきた。
始発駅が空港なので空いている。それにしても座席の少ない電車やなあ。
メトロは地下にもぐったり地上に出たりしながらZeytinburnu(ゼイティンブルヌ)駅へ。ここトラムヴァイ(路面電車)に乗り換えることになっていた。幸い地面と同じ高さの駅だった。乗客達を見ていると、ホームに直接トラムヴァイの改札があって、そこを通ってトラムヴァイ乗り場へと向かっていた。
我々は2枚目のジェトンを入れて改札を通り、停まっている反対方向行きの電車の中を通り抜けてKabatas(カバタシュ)駅行きの乗り場へ。
トラムヴァイはすぐにやってきた。
トラムヴァイもまた座席が少ない。その上駅に着く度にどんどん客が乗ってきて、立っているのもやっとになった。7時台といえば、もう通勤ラッシュなのだ。

※参考文献
「旅の歩き方E03 イスタンブールとトルコの大地」('11-'12 ダイヤモンド社)