お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2011年7月19日火曜日

1-1 関空からイスタンブールへ

久しぶりにトルコに行ってきました。その様子を不定期にのんびりとアップしていきます。

トルコ航空は2011年現在、関空からイスタンブールへの便は22時30分発で週4便出ている。
乗り込むと前に仕切りがある列の1つ後ろの座席だった。
もう1つ前だったら楽だったのに
おっちゃんが残念そうに言った。
ほぼ定刻に離陸して2時間弱で夕食が出た。日本時間では午前0時を過ぎている。
飲み物はチェリージュースを頼んだ。前回のトルコ旅行で気に入ったジュースを久しぶりに飲めたが、記憶にある味よりも酸っぱかった。
食後すぐに寝ると太るというが、そんなことは言っていられない。イスタンブール到着が午前5時35分なので、しっかり眠っておかなくては。

しかし、どこを飛んでいるのか気にはなった。

前回、といっても16年も前のことだが、イスタンブールへと向かうトルコ航空機は、ドバイを発ってイラン上空へ向かった。夜が明けて見えた景色は荒れた山岳地帯だった。クルディスタンかななどとおっちゃんと勝手に決めていた。
そんなことを思い出してアルバムをめくってみると、そこには雪を被った山々の写真があった。記憶とはこれほどええ加減なものなのか。しかし、裾野は不毛の地のようだ。
今回は東トルコを周遊するので、上空からその景色を眺められたらと思ったのだった。
ところが、時々目を覚ましてはどの辺りを飛んでいるのか、モニターで確かめていると、カスピ海を斜めに横切って、コーカサス山脈よりも南を通って黒海に出てしまった。
その上黒海に入ってからもまだ暗かった。
トルコ時間で4時頃に朝食が出た。黒いオリーブの向こうに隠れた白いものは酸っぱいヤギのチーズ。これも楽しみにしていた。
5時前になって夜が明け始めた。
いつの間にか黒海から陸地に入っていた。
ようやく明るくなり、まだ灯りの点った街にさしかかったかと思うと海に出た。
もうイスタンブールのアジア側まで来ていたのだった。