お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2011年9月10日土曜日

1-35 イスタンブール考古学博物館5 今回も中庭でチャイは見送り

疲れがとれずに見続ける気力がなくなってチニリキョスクを出た。
ヒポドロームのテオドシウスのオベリスクの台座にあったのと同じようなものがあった。やっぱりヒポドロームで戦車競技を観覧する皇帝たちが表されている。
左側面には、皇帝たちの座席の下に、両側から中央を向いて跪き、何かを皇帝に捧げている図像がある。
イエレバタン地下貯水池で、横に倒されたり、上下逆にされたりして円柱の台座にされたメドゥーサの頭部に似たものが、こんなところにあった。
中庭に植えられた木の根元にはアカンサス。蕾がついているのを見るのは初めてだ。
そして小さな祠堂のようなものの上には頭部のない猛禽類の像。どこかで、こんな足の太い鳥を見たような気がするが、思い出せない。
奥の建物がチニリキョスク。
せっかくなのでここでお茶したい
さっき水飲んだからええよ
けっ、遺物の中でチャイを飲んだり甘いトルコ菓子を食べたりしたかったのに。今回も夢は叶わなかった。
ベンチに腰掛けて寛ぐこともなく、
古代オリエント館の建物。
階段の両側にはライオンの像。
門を護るライオン 後期ヒッタイト 前832-810年 ズィンズィルリ出土
たてがみもない、ライオンを見たことがない人たちが造った像。
疲れていても古代オリエント館には入るという。

※参考文献
「イスタンブール考古学博物館図録」(イスタンブール考古学博物館)