お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2011年1月17日月曜日

6-1 パンテオン近くで昼食

パンテオンを出てどこでお昼にしようかということになった。ロトンダ広場の周りの建物はレストランになっていて、それぞれがテントを出している。オベリスクの近くには観光客がたくさんいるが、テントの下にはあまり客はいなかった。何となく坐りにくい雰囲気。
どうせコルソ通(Via Corso)に出るから、途中にあるピッツェリアにでも入ろう
セミナリオ通(Via del Seminario)を通っていく。

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ピッツァ・マルゲリータにワンドリンクで6.9ユーロならええか。ピザは注文して5分もすると出てくるので、お昼には便利。Hostariaというお店に入った。
上の方はレンガ壁に木の梁、ところどころにアーチのある狭い店だった。
入るとおやじが席に案内して、お昼のメニュを見せた。
Pizza Margherita
drink?
agua
ミネラルは付けなかった。
おやじが持ってきたのは大きな水の瓶だった。これは水道の水だろう。喉が渇いていたので、たくさん飲めた方が良い。
先客の料理を運んだりしてやや時間がかかったが、上の写真を撮って7分後にはもう食べ始めていた。この大きさ!
フィレンツェの郊外で食べたピザは薄くパリパリだったが、ローマのピザは厚くふんわりしている。その上モッツァレラが層になるほど厚くかかっている。もちろんおっちゃんは難なく食べてしまったが、私は食べきれなかった。
そろそろ出よう。おっちゃんに合図するとレシートを持ってやってきた。6.9ユーロX2に3ユーロ追加されている。コペルト(coperto、席料)というやつか。17ユーロ出しておつりを受け取って出てきた。後でチップを渡さなかったことに気がついたが、写真を見るとピザ+ドリンク+カフェで6.9ユーロだ。カフェの分チップを払っていたことになる。
実はイタリアはスリが多いというので、事前にいろんな準備をしていた。また、置き引きにも気をつけろということだったので、百均で自転車のチェーン鍵を買って持ってきていた。例えば、レストランでどちらかがトイレに行く場合、2人分のリュック・カメラを見張っておかなくてはならない。それでリュックやカメラにチェーンを通して、椅子に繋いで置こうかと考えたのだった。しかし、この店には置き引きできる余地はなく、そしてそのような人間も入りにくい小さな店だった。
食べ終わって外に出ると雨がパラパラと落ちてきた。イタリアに来て以来毎日雨が降る。しかし、一日中降り続くことはない。
コルソ通までは一直線だと思っていたのに、先で通りがなくなっている。
先で曲がっていただけだった。
ところが通りというよりも広場に出てしまった。どうもロトンダ広場からセミナリオ通に入ったつもりが、一本北のパスティーニ通(Via Pastini)に入り込んでいたようだった。そしてここはピエトラ広場(Piazza Pietra)。
右に古そうな大きな建物が見えてきた。こんなところにも遺跡?
アドリアーノ神殿(Tempio di Adriano)というらしい。アドアーノはハドリアヌス帝(117-138年)のこと。さっき見学したパンテオンを再建(118-125年)したのもハドリアヌス帝なので、同じような時期に建てたのだろう。開口部があって北側から入れるみたいだ。
しかし、我々はフォロ・ロマーノへ向かわなくては。コルソ通からバスに乗るつもり。狭いピエトラ通(Via Pietra)をひたすら歩く。パンテオンからコルソ通まで、思ったよりも距離があった。