お知らせ

イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。 詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。

2012年1月26日木曜日

2日目2 アタチュルク・ダムをフェリーで

フェリーは西の方の町キャフタ Kahtaと東の方の町シウェレク Siverekを結ぶD360号線の間にある。ダムができる前は道路がついていたのだろうが、ダムができたために、かなり迂回しなくてはならなくなったらしい。
フェリーができたおかげで1時間以上早くなりました
でも、フェリーが行ってしまったら、次の便が何時になるかわからないので、今日は早めに出発しました

大きな地図で見る

しかし船着き場にフェリーはいなかった。
鏡のように穏やかなアタチュルク湖を眺めていると右前方に船らしきものがこちらにやってきているのが見えた。
朝早くから利用する人が多いようで、車で満杯だった。
満車にならなければ出発しません
え~、こちらに待っている車は多くないよー 
心配することはなかった。 次々に車がやってきて、フェリーに乗り込んできた。でも、観光バスは我々のツアーだけ。
船着き場に到着して20分ほどで出航。
アタチュルク・ダムは世界で5番目の大きさです
しかし、かなりの面積に広がる谷に水を溜めることになったので、残念なことに未調査の遺跡がたくさん水没してしまったらしい。
右前方に船着き場が見えて来た。
15分ほどで船からおりて休憩。
トルコの人たちは葡萄棚の下で朝のチャイかと思ったらスイカを食べていた。
我々も木陰でチャイを飲んでいると、コウノトリが一羽登場した。
エサを探しているのだろうが、なかなか捕まえるまでには至らないようだった。
足元に目を落とすとニワトリが庭を歩いているし、動く気配がして目を移すと、アヒルの雛たちが水辺へと隊列を組んで向かっていた。親鳥はいないようだった。
遠くの高い草には鳥の巣があるなど、この船着き場は鳥だらけ。
その写真はこちら

その後ディアルバクル Diyarbakir目指して出発。
車窓を見れば遠くに山が見えるものの平たい高原をほぼまっすぐに走っていく。
前方は真っ平らな地面と道路しか見えない。その内に登り坂になって向こうが見渡せなくなる。
きっとその先で下り坂になって谷があるのだろう。狭い島国で生活していると、まずまっすぐな道が続くのが信じられない。すぐに終わりがあるだろうと予測してしまう。
ところが、アナトリア高原では、坂を上りきるとまたそこには平たい高原があって、まっすぐな道が続いているのだった。
さすがに大陸やなあ。
出発して30分あまりで町を通過した。というよりも町中には入らず外側を通った。
おそらくこれがシウェレク Siverekだったのだろう。
これが今回立ち寄る遺跡や町の地図です。
平たい高原はずっと続いた。時折お花畑が目に入るのだが、撮影は難しかった。
高原は全てが農地ではなく、牧草地か手を入れていないところもたくさんあった。
シウェレクから更に1時間ほど走ってパーキングでトイレ休憩。
トルコのガソリンは日本の倍くらいすることがわかった。

※参考文献
「世界歴史の旅 トルコ」(大村幸弘・次郷 2000年 山川出版社)