お知らせ
イスタンブールでミマールスィナンの造ったモスクを見ていて、その前はどんな形のモスクだったかが気になって、オスマン帝国の古都を旅してきました。最後にはまたイスタンブールを訪ねます。
詳しい事柄は忘れへんうちにに記事をのせます。
2008年6月6日金曜日
3日目-3 南山三陵渓線刻六尊像
首のない石仏の次は磨崖観音菩薩像。近くらしい
磨崖観音を探しながら登山道をたどっていくと、上禅庵と分かれて、線刻六尊像120mという道標が現れた。そうか、いろんな人の本やサイトを編集してガイドブックを作ったけど、順番を間違えていたんや。では線刻六尊像を見に行ってみよう、8:40。こちらは狭い道だった。その先の大岩に三尊像が2組線刻されていた。ここにも花が供えてある、8:43。説明板に、この仏像は南山では珍しく、線刻の六つの仏像で、二つの岩の面に浮きぼりされている。一方、前方の岩面には真ん中が立像の本尊で、左右に菩薩像が坐っている という。岩に何本も筋がある上に、全体に黒ずんでいるので非常にわかりにくい。頭光のある如来が蓮台の上に立ち、両側の菩薩が如来の方を向いて、花や供物を捧げているようで、あまり見ない図柄である。後方の岩面の真ん中にあるのが本尊で、法衣は右肩だけまとっており、蓮華台に坐っている。その左右には二つの菩薩像が立っている という。こちらは頭光と身光をつけた如来が蓮台に座し、右脇侍は顔はわからないが菩薩形、左脇侍は顔や髪型はわかるが、衣装が菩薩らしからぬ着物のように見える。谷側を見ると、おばちゃんが独りやってきた。正規の登山道がすぐそこにあった。
我々は来た道を戻らないと登山道に戻れへんのかなあ
いやこっちに道が付いとるよ 狭い道だったが、登山道に戻れてよかった。登山道側からも線刻六尊像の岩が見える。こちらにも供物台が置いてあり、お供えがあった。それをリスが頂きに来ている、8:49。
磨崖観音菩薩像については三陵渓で磨崖観音菩薩像と線刻如来坐像を見落とす へ