ミニャネッリ広場(Piazza Mignanelli)に出たところで左折、フラッティナ通(Via Frattina)へ。
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フラッティナ通は狭く、歩行者天国だった。もう寒いといっても良い季節なのに、バルやレストランでは外にテーブルが出ていて、しかも坐っている客もあった。
もちろんこの通りにも上質のものを扱うお店が並んでいた。
一つ目の交差点でマリオ・デ・フィオーリ通(Via Mario de Fiori)を越えて行く。交差点の建物には通りの名前が表示してあるのでヨーロッパの街は歩きやすい。フランスでは紺色の琺瑯のプレート、スペインではタイル、そしてイタリアでは石のプレートが埋め込んである。
あれ、歩行者天国はここまでか。ローマの道路は車であふれているが、最終的には歩行者優先で、停まってくれる。
またクリスマス向けのディスプレイを発見。食器店かな。
パル・ツィレリ(Pal Zireli)という店に入る客と右側の扉から出ようとしている住民。観光客ではない地元の人々の暮らしが見える。
あまり遠くまで行かずに、戻ってマリオ・ディ・フィオーリ通を歩くことにした。
帰宅時間だろうか、入口の扉の開いている建物をポツポツ見つけた。その中で一番趣のあるのがこれ。天井から吊り下げられた灯りが、ガラスの影を天井や壁につくっている。奥のガラス格子もところどころはずれているが、
骨董屋かと思ってお店の人に見られない所まで進んで、振り返って撮ったが、どうもアクセサリの店のようだ。
その隣の扉にあった表札が妙だった。ひょっとしてジャン・コクトーの自画像?カプリの皇帝?
静かな通りだったが、このように不思議なものがあったりして面白かった。グッチの店もあったけど。
交差点で右を向くとスペイン広場の上の階段とトリニタ・デイ・モンティ(Trinita dei Monti)教会が見えた。ここがブランド店が軒を連ねるコンドッティ通(Via dei Condotti)。カルティエの文字が見えた。
そのままマリオ・デ・フィオーリ通を歩き続ける。コンドッティ通とは全く雰囲気が違う。
コンビニでもないが、近隣に住む人たちが利用する商店が並んでいた。
カッロッツェ通(Via delle Carrozze)を越えて歩き続けた。レストランなどがあり足早に通り過ぎるとクローチェ通(Via della Croce)に出たので右折してスペイン広場方面へ。
途中に手打ちパスタ屋があった。外側に並べてあるのは乾燥パスタ。土産物屋ではなく、こんなお店でパスタを買えば思い出に残ったのになあ。