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この辺りの民家の屋根が光を反射しているように見えた。光線の具合かなとも思ったが、やっぱり光っている。どうも金属製の屋根で、それも新しそうだった。
小さな集落のモスクがドームではなく寄棟造りになっている。
左右が低い山々になって見晴らしの利かない所を通っていると小さな水力発電所があった。建設中のようだ。何故かまたおっちゃんのカメラは白黒になってしまった。
日本の援助で造っている発電所です
ごつごつした層と土の層が交互に挟まったような山肌が見えていたが、川の崖?が柱状節理っぽい。
チャルドゥラン Çaldiranの町を過ぎてしばらくしてトイレ休憩。ドーバヤズィットまで66㎞。
これが休憩所の建物。中はカフェや売店があったのだろうが、隣のブロック工場との間にも華が咲いていたので、建物には入らず、花を写した。
この区間の花はこちら 1 2
再びバスで移動。左の窓にまた雪の残る山が見えてきた。標高3584mのテンドリク山で、やっぱり火山。頂上が2つあるように見える。
近づくとますます2つの頂上は離れていく。黒い溶岩流跡はテンドリク山から流れてきたもの。
浅間山の鬼押し出しみたいやなあなどと言って眺めていたが、さすがに大陸の火山は規模が違う。いつまでも溶岩流が続くのだった。
頂上の一つが姿を隠す頃になっても、溶岩流は続いていた。
もうすぐテンドリク峠に着きます。運が良かったらアララト山が見えるかも知れません
そんなKさんの話を聞いていると、右の車窓に雪を被った山の頂が顔を出した。これがアララト山。
南アルプスの仙丈ヶ岳を登っていると、突然富士山の台形の山頂が大きく姿を現して驚くことがある。それを思いおこすような出現の仕方だった。
左の窓には、近づきすぎてテンドリクの山頂は見えず、その裾野に放牧中の羊の群がいた。
道路がカーブする度に見え隠れしていたアララト山の全貌がもう少しで現れそう。
アララト山は稜線が左右に長々とひろがる、巨大な山だった。