お知らせ

イラン・フランス南西部のオクシタニー地方の旅行記に続いて、南イタリアの旅に入りました。
その中で気になるものについては、忘れへんうちにに記事を載せていきます。

2013年8月7日水曜日

ペロポネソス半島2 コリントス遺跡4 博物館3 


博物館にはコリントス北墓地出土の大理石製スフィンクス像があり、遠くからでも目につくものだった。

スフィンクス 大理石 北墓地出土 埋葬記念物 前550年
アルカイック期のものは顔でわかる。
足や胴体のあばらが浮き出た表現などは写実的だが、翼は線刻に留めている。
その付近にはスフィンクス断片が2体置かれていた。
その内の1体をかろうじて写していた。
テラコッタ製のスフィンクスで、下の説明板を撮り損ねたので、時代も出土地もわからない。
足は大理石のものよりも細長いが、あばらは現れていない。翼は大理石のものよりも柔らかい表現となっていて、胸部と共に彩色が残っている。
さて、どっちが古いのか。よくわからないが、羽根の表現から、こちらの方が時代が下がるのでは。
もう一方は集合写真しかなく、それを拡大すると、あばら骨は浮き出ていないが、大理石製のようだ。
軒飾り 瓦 アポロン神殿より出土 前550年頃 
パルメット文だろうが、今は7本しか残っていない粗い岩肌を見せるアポロン神殿も、建立当初は彩色されて、このような飾りなどが付けられていたのだ。

ゴルゴンを表した飾り板 テラコッタ E神殿近くの井戸から出土 前525-500年
かなり古いゴルゴンの表現だが、同じ時代でも、シチリアのセリヌンテC神殿メトープの首を切られる悪者のゴルゴンではなく、魔除けとして作られたもののようだ。
中庭に面した柱廊のような部屋には彫像や浮彫が並んでいたが、全体を写すだけにした。
左壁に並べられた一連の浮彫は、どこかの神殿のメトープと呼ばれるエンタブラチャー(円柱と屋根の間の複数の層からなる石材部分)に嵌め込まれていたのだろう。
博物館の周囲には、円柱や柱頭が並べられていた。もっと近くで見たら、どの建物から出土したものかが記されていたかも。
一番目を惹いたのはこの円柱。
コリントス式柱頭はアカンサスの葉や花を表しているが、柱身にアカンサスの葉を彫っている円柱は初めて見た。
しかし、これはデルフィ考古博物館にあった3人の踊り子の円柱と同じような作りのものだった。ひょっとすると、これはデルフィの円柱と同じくらいに高い1本の円柱だったのかも。
それについてはこちら

     コリントス遺跡3 博物館2← →コリントス遺跡5 神殿E(オクタビアヌスの神殿)


関連項目
コリントス遺跡2 博物館1
コリントス遺跡1 グラウケの泉と神殿址
ペロポネソス半島1 コリントス運河
デルフィ7 アポロンの神域6 デルフィの馭者像