赤のピラミッドからは若干遠くなるが、やはりアメンエムハト三世の日干しレンガの崩れたピラミッドは見えたが、少し別の形だった。
『神秘のミステリー! 文明の謎に迫る 古代エジプトの教科書』(以下『古代エジプトの教科書』)は、赤みがかった石灰岩でつくられたスネフェル最後のピラミッドである「赤ピラミッド」は、屈折ピラミッドの北2㎞の地点に造営された。底辺の長さ220m、高さ105mの赤ピラミッドの傾斜角度は、屈折ピラミッド上部とほぼ同じ43度である。屈折ピラミッド建造時の失敗を活かしたものと考えられるという。
これが最初の正四角錐のピラミッド。屈折ピラミッドのような化粧石は残っていない。
入口への階段
赤のピラミッドの構造図 『図説古代エジプト1 ピラミッドとツタンカーメンの遺宝篇』より
入口側では後からやってきた人たちがこんな天井を見上げて驚いている様子。
人がいない時再び撮影
その上部
通路の上にひび割れの補修がある。
第2の前室
この部屋の通路の上にもひび割れの補修があった。下に石がないので、上の荷重がこの石に架かるからだろう。
上を見上げると、長い直線の持送り。アーチのない時代はこのように両壁面を少しずつ持送っていき、最終的に空間を閉じるしかなかった。
高い平天井の通路になっていたので、背を伸ばして進めた。
その先では玄室を撮影するのにやや渋滞気味。
ここも完成度の高い持送り天井だった。
全体をカメラに収めると、何と石棺はどこに?という思いも起こらないような上部と下部のギャップ。これはいったい・・・
奥は馬蹄形のような曲線が感じられるが、ジェセル王の石棺とはほど遠い。墓を荒らされたと言っても石材がこんな風に割れるとは思えない。
メイドゥムのピラミッド、ダハシュールの屈折ピラミッドと赤いピラミッドと一代で3基ものピラミッドを造った第4王国最初の王スネフェルの息子は、玉座の大ピラミッドを造ったクフ王である。
参考文献
「図説古代エジプト1 ピラミッドとツタンカーメンの遺宝篇」 仁田三夫編 1998年 河出書房新社
「神秘のミステリー! 文明の謎に迫る 古代エジプトの教科書」 河江肖剰監修 2023年 ナツメ社






















